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2024年3月21日

注文住宅のよくある失敗例を紹介!入居後に失敗しないために

注文住宅のよくある失敗例を紹介!入居後に失敗しないために

注文住宅には、自分の夢と理想をいっぱいに詰め込みたいと考えている人も多いかもしれません。しかし、注文住宅で家を建てた人のなかには「もっとこうすればよかった」という後悔を抱えている人も少なからず存在します。

住宅は大きな買い物になるため、家づくりで失敗はしたくないものです。本記事では注文住宅の失敗例と注文住宅で失敗しないための対策について、詳しくお伝えします。注文住宅を建てる予定のある方や家づくりに不安のある方は、ぜひ参考にしてください。

目次
  1. 注文住宅のよくある失敗例
    1. ライフスタイルに対応できていない
    2. 動線が悪い
    3. 収納の設計が甘い
    4. 設備が適していない
    5. デザイン性ばかりを優先してしまった
    6. 傷・汚れがつきやすい材質を選んでしまった
    7. 業者とのやり取りがうまくいかなかった
  2. 注文住宅で失敗しないために
    1. 住みたい家を明確にイメージする
    2. 建築に関する知識を身に付ける
    3. 慎重に業者を選ぶ
  3. まとめ

注文住宅のよくある失敗例

注文住宅のよくある失敗例は、以下のとおりです。

・ ライフスタイルに対応できていない
・ 動線が悪い
・ 収納の設計が甘い
・ 設備が適していない
・ デザイン性ばかりを優先してしまった
・ 傷・汚れがつきやすい材質を選んでしまった
・ 業者とのやり取りがうまくいかなかった

詳しく見ていきましょう。

ライフスタイルに対応できていない

家は、何よりも実際にそこで暮らす家族の生活に寄り添い、快適に毎日を過ごせるものでなくてはなりません。どんなに充実した機能設備であっても、住人のライフスタイルにそぐわなければ、住みにくさにつながってしまいます。

たとえば、大人数のファミリーにも関わらず、玄関を狭く作ってしまって不便さを感じるなどが挙げられます。玄関が狭いと外で使いたいものや靴などの収納が少なく、散らかった印象になりがちです。4人から5人家族であれば、玄関の理想の広さは3畳程度確保しておきましょう。

また、部屋を少し小さくして広いベランダやテラスを設けたものの、思ったより家族が活用しなかったパターンもあります。広々としたベランダは多くの洗濯物を干せますが、部屋干しや乾燥機などを活用している家庭など屋内で洗濯を完結させられる場合は、ベランダを作る必要はなかったと感じる人もいるようです。

動線が悪い

動線にまつわる問題は、毎日の家事や生活のストレスになりがちです。また、動線の問題は間取りを変更しないと改善できない場合が多いため、後悔しないようにしっかり計画をたてることが大切です。

よくある例としては、1階に洗濯機、2階に物干し場を設置したことにより、水に濡れた重たい洗濯物を持って階段を上るのが重労働になってしまうパターンです。1階にベランダやランドリールームを設けるなど、洗濯機と物干し場はできるだけ近い場所にするとよいでしょう。

ほかにも、玄関からキッチンが遠いと、食料品などをまとめ買いするときに何度も玄関とキッチンを往復しなければなければいけません。買い物後のストレスを減らすためにも、玄関からキッチンの動線を短くすることが大切です。

間取りが合っていない

しばしば耳にする間取りとは、住宅における部屋の配置のことをいい、間取りの悪さは動線の悪さにも直結してしまいます。部屋数や部屋の広さが適切ではなかったなど、間取りに関する失敗は、かなり大がかりなリフォームが必要になってしまいます。

たとえば、想定より子どもの数が増えた場合、子ども部屋が足りなくなってしまう可能性があります。来客用として部屋を多めに設定しておくか、大きめの部屋をひとつ用意して後から子どもの数に合わせて仕切れるようにしておくことをおすすめします。

収納の設計が甘い

新しく建てた家に引っ越した後に物が増えてしまい「どうしても収納が足りない」「収納が使いづらい」と感じる人は多いでしょう。理想の収納の大きさは総床面積の10~15%であるとされています。収納スペースの配分を決めるときに参考にしてください。

玄関収納・ウォークインクローゼット

収納が足りない場所としてよく挙げられるのが玄関です。家族1人あたり10足程度は靴が入るよう、余裕をもってシューズクロークを設定するとよいでしょう。小さな子どもがいる場合は、ベビーカーや屋外用のおもちゃの置き場、ペット用品の置き場なども忘れずに確保することをおすすめします。

ウォークインクローゼットが予想より狭かったという失敗例もあります。いざ服を収納してみると手持ちの服が入りきらなかった、または服を買い足すスペースがなかったと後悔することにならないよう、これから増える服の量も考えてウォークインクローゼットの広さを決めることが大切です。

また、寝室にウォークインクローゼットがあると、早朝や深夜に着替えたい場合に家族を起こしてしまいやすく、使いづらい場合もあります。ランドリーの近くなど、動線を考えた場所にウォークインクローゼットを設置するようにしましょう。

キッチン収納・その他収納

キッチン周りの収納では、パントリーが挙げられます。食料品や日用品のストックを収納するパントリーがないと、部屋が片付かず、ストレスのもとになりがちです。夫婦など二人暮らしでそれほどものが多くない場合などを除いて、なるべくパントリーを設置するようにしましょう。

そのほかに見落としがちなポイントとしては、屋根裏収納の利便性です。はしごで上り下りをする屋根裏収納には大きいものがしまいにくいため、可能な限り屋根裏収納にもしっかりした階段を付けるようにしましょう。

設備が適していない

キッチンやトイレ、コンセントなど設備周りの快適さは、生活の質を向上させます。こうした水道・電気・ガスなどに関わる設備を後から変更するとなると、大掛かりな工事が必要になる場合もあるため、設備関連についても納得のいくものを選ぶようにしましょう。

キッチン設備

よくあるケースでは、身長に対してキッチンが高すぎる、もしくは低すぎるために、毎日の調理で疲れてしまうといった失敗です。高さが合っていないと作業しづらいだけでなく、肩こりや腰痛を引き起こしてしまいかねません。キッチンの高さは「身長÷2+5㎝」を目安にするのがおすすめです。

また、おしゃれで人気なアイランドキッチンですが、リビングやダイニング側から手元や作業スペースが丸見えになってしまうというデメリットがあります。片付けが苦手な人や常に綺麗な状態を保っておくのが大変な人は、目隠しにカウンターや腰壁を設置するようにしましょう。

近年人気のIH調理器具ですが、ずっとガスコンロで料理をしてきた人にとっては、IH調理器の火力が物足りなく感じる可能性があります。IH調理器には火事を起こしにくいなどのメリットも多くありますが、メリットとデメリットを比較したうえでIHとガスコンロのどちらを採用するか決めましょう。

洗面・トイレ設備

脱衣所内に洗面所を設置すると、家族の入浴中に洗面台を使いづらくなってしまうケースがあります。同性の家族であればそれほど気にすることではありませんが、洗面台を使用したい場合に困ってしまうケースもあります。

また、玄関にトイレを作ってしまうと、来客中はトイレに行きにくくなってしまうというデメリットがあります。玄関付近にトイレを設置する場合は、目隠しに壁を設けるなど、玄関を通らなくてもトイレに行けるように動線を工夫することをおすすめします。

コンセント・照明など電気設備

住み始めて実際に使う家電などを搬入して配線をつなごうとすると、コンセントの数が足りなかったり、コンセントの場所が悪く延長コードを使わなければならなくなってしまったりします。

コンセントは一見目立たない設備ですが、使用頻度が非常に高いものです。家を建てるときは実際に暮らしているところを具体的に想像し、コンセントの位置や数を決めるようにしましょう。

玄関のライトが使いにくく困っているという失敗談もあります。深夜や早朝など、真っ暗な時間帯は玄関のライトのスイッチの場所がわかりにくく、不便と感じることも多いでしょう。玄関は人感センサーのライトを採用するのをおすすめします。

屋外設備

忘れがちなのが屋外の設備です。とくに玄関の庇の短さは、些細なようで暮らしのなかのストレスになりかねないポイントです。雨の日に玄関で鍵の開け閉めや荷物を出し入れする際、玄関の庇が短いと濡れてしまうこともあります。玄関の庇はある程度の長さを確保しましょう。

マイカーを持っている方であれば、駐車場も重要なポイントです。家を建てた後に実際に駐車をしてみると、駐車がストレスになるほど駐車場が狭いと感じる人も多いかもしれません。駐車場は車の大きさ+1mを目安と考え、余裕をもって広めにスペースを確保しましょう。

また、通勤通学などで自転車を利用する場合は、自転車を止める場所を確保することも大切です。自転車を複数台置く場合は、広いスペースが必要になることを考慮しておきましょう。

家族との団らんの時間や外干しに活用したいウッドデッキですが、設置した場所によっては隣家や道路から丸見えになってしまう場合もあります。後からフェンスや植栽などで対策は可能ですが、ウッドデッキを作る場合は、設置場所を十分に検討しましょう。

デザイン性ばかりを優先してしまった

建てるときはおしゃれと思ったデザインも、時間が経ってみれば飽きてしまったり、設備としては暮らしにそぐわなかったりします。デザイン性だけでなく、実用性も大切にしましょう。

見栄えだけを優先に建具を決めてしまった

建具(たてぐ)とは、窓、ドアやふすまなどの扉、クローゼットや下駄箱など作り付けの扉付き収納家具を指します。

壁全面などの大きな窓や、吹き抜けに設置された天窓はデザイン性が高く、自然光をたくさん取り込めるというメリットがあります。その半面、家具や収納を設置しにくくなるほか、掃除が難しくなるという問題点が発生します。

家具は配置しやすいか、日常的に掃除しやすいかなど、実際に生活したときのことを具体的にイメージしながら窓を考えると失敗を防げます。

また、作り付けの家具には、部屋をすっきりと見せる効果や地震があっても倒れない、扉がついているなどのメリットも多く存在します。しかし、部屋のレイアウトを変えたくなっても、動かせないというデメリットもあります。作り付けの家具を設置する場合は、設置場所などをよく検討することをおすすめします。

壁や床の色や素材感が想像と違った

いざ出来上がった家を見てみると、壁の色や床の色が思っていたものと違うと感じる人も多いでしょう。壁や床など面積の大きいところでは、明るい色はより明るく、暗い色はより暗く見えることを踏まえて色選びをすることをおすすめします。

また、家を建てたときは流行していた柄クロスも、数年経ってみるとなんだか垢抜けない模様に見えてしまうことがあります。リビングの壁など、広い面積を占めるものには飽きがこないシンプルなものを選ぶのがおすすめです。

柄物を取り入れたい場合は、トイレや脱衣所など比較的狭いところでアクセントとして取り入れると失敗しにくいです。壁や床のデザインを決めるときは、できるだけ大きな見本を取り寄せるなどして納得いくまで検討しましょう。

スケルトン階段は小さな子どもがいる家庭には不向き

スケルトン階段は、踏板と骨組みだけでできている階段です。デザインがおしゃれなため近年人気ですが小さな子どもにとっては不安定で足を踏み外しやすく、転落事故がおこるケースもあります。

どうしてもスケルトン階段を設置したい場合は、勾配を緩やかにするほか、踏板の奥行を長めにするなどの対策が必要です。また、転落防止ネットなどを設置することも効果的です。事故が起こらないよう、デザイン性だけでなく安全性にも配慮しましょう。

傷・汚れがつきやすい材質を選んでしまった

無垢の床材など、傷がつきやすい材質の床材もあります。無垢材はあたたかみのある風合いで人気ですが、想像よりも傷が付きやすかったと使用したことを後悔する人も多く存在します。傷がつくのは避けたいものの、どうしても無垢材を使用したい場合は、固めの樹種を選択するとよいでしょう。

汚れのつきやすさや掃除のしやすさも大きなポイントです。珪藻土の壁など、壁材によっては汚れが付着したときに水拭きができないものもあります。壁や床の材質を選ぶときは、汚れたときのお手入れの方法なども確認しておくのをおすすめします。

建材によっては、ゴミやホコリがとても目立つものもあります。たとえば鏡面仕上げのキッチンは見た目が美しく汚れが落としやすいですが、手垢が目立ちます。こまめな掃除ができる人は問題ありませんが、忙しくてなかなか掃除できない人は、汚れが目立ちにくい材質を選んだ方が無難です。

床や壁、キッチンなどに使う建材はあとで変更することになると、大がかりなリフォームになってしまうこともあります。そのため、こうしたメリットとデメリットをよく理解したうえで材質を選ぶようにしましょう。

業者とのやり取りがうまくいかなかった

業者とのやりとりは家づくりの成功の鍵を握る重要なポイントです。たとえば、頭のなかには理想の形があるのに、自分の希望を思うように伝えられなかったという後悔がある方は多いでしょう。

業者に言葉で理想を伝えるのが難しい場合は、画像などを参考資料として用意しておくことをおすすめします。また、担当の設計士と直接打ち合わせをすることでイメージのずれが少なくなり、失敗が減らせます。

次にあげられるよくある失敗としては、予算オーバーです。予算におさまるつもりで契約をしたのに、最終的には大幅に予算をオーバーしてしまう例も少なくありません。限られた予算のなかで理想の家を作るには、お金をかけるところと削るところを分けることが大切です。こうしたことにも親身になって相談に乗ってくれる業者を選ぶようにしましょう。

思わぬ失敗につながる要因として、知り合いの工務店に施工を依頼したケースです。人生最大の買い物になる家づくりで遠慮は禁物ですが、知り合いだからと相手に遠慮してしまい、はっきりと自分の希望を伝えられない可能性があります。割引を受けられる可能性があっても、別の業者を選んだ方がよいかもしれません。

注文住宅で失敗しないために

家づくりは、大きな金額が動くうえ、その後の生活の質を大きく左右します。ここでは、注文住宅で失敗しないコツを紹介します。

・住みたい家を明確にイメージする
・建築に関する知識を身に付ける
・慎重に業者を選ぶ

詳しく見ていきましょう。

住みたい家を明確にイメージする

なんとなく「よい家がほしい」と考えているだけでは、自分の理想の家は完成しません。自分のライフスタイルや家族構成、これからどんな人生を歩んでいきたいかなど、さまざまな要素を踏まえながら住みたい家を具体的にイメージすることが大切です。

とくに、間取りや外観、内装の希望を具体的にしておくと打ち合わせもスムーズに進みます。また、キッチンや洗面所など設備面の理想も明確にしておくと、後悔のない家づくりができます。妥協せず、どのような家に住みたいかを書き出してみるとよいでしょう。

建築に関する知識を身に付ける

建築に関する知識をある程度身に付けておくことで、家を建てたあとに「もっとこうすればよかった」と後悔がなくなるでしょう。たとえば、設備面や建材の知識をつけておけば、自分たちから使いたい設備などを積極的に提案できるようになります。

家づくりに関する知識がゼロのままでは、使いたかった設備やよい間取りを取り入れられず、後悔してしまうかもしれません。すべてを業者任せにするのではなく、家づくりに積極的に取り組むようにしましょう。

本やインターネットなどで情報収集することをおすすめします。

慎重に業者を選ぶ

家づくりでは、自分の希望を形にしてくれる業者選びが非常に大切です。自分の頭のなかにどれだけ豊かなインスピレーションがあったとしても、それを汲み取って図面に起こし、実際に家として具現化してくれる業者がいなければ家は完成しません。

インターネットで各業者の施工例を見比べたり、モデルハウスに足を運んで実際の家をよく観察したりして、自分の理想を叶えてくれそうな業者を選びましょう。

また、業者には技術力だけでなく「親身になって相談に乗ってくれるか」「こちらの意図を汲んでくれるか」というコミュニケーション能力も求められます。打ち合わせを重ね、自分の注文住宅に最適な業者を見極めましょう。

まとめ

この記事では、注文住宅で後悔しがちなポイントや失敗例について詳しく解説しました。多くの人にとって、注文住宅は人生で最も高額な買い物です。

しかし、自分の希望をきちんと伝えられなかった場合や、建築に関する知識や確認不足、妥協によって家を建てたあとにさまざまな不満が出てきてしまうケースも多く存在します。とくに、間取りや動線といった後からの変更が難しいものについては、業者と綿密に打ち合わせを重ね、納得のいく形に収めるようにしましょう。

また、自分の理想を具現化してくれる業者選び、施工例やモデルハウスをしっかりと研究することをおすすめします。群馬セキスイハイムは地域密着型の注文住宅であり、お客様一人一人の希望に寄り添ったプランを提供してくれます。

注文住宅で失敗したくない方や親身になってくれるスタッフと注文住宅設計を進めていきたい方は、群馬セキスイハイムに相談してみましょう。

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