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2024年2月3日

注文住宅とは?メリットから流れまでの基礎知識を解説

注文住宅とは?メリットから流れまでの基礎知識を解説

みなさんは、家を購入するにあたってどのような条件を設けているでしょうか。立地や設備、坪数などさまざまな希望条件があるでしょうが、すべての条件を満たす家を見つけるのは困難です。そんなときは、注文住宅の購入を検討してみましょう。

今回は、理想の家作りをしたい人におすすめの注文住宅の基礎知識についてご紹介します。注文住宅の種類や費用相場、そして家が完成するまでの流れもまとめて解説するため、ぜひ最後までご覧ください。

目次
  1. 注文住宅とは
  2. 注文住宅と建売住宅の違い
  3. 注文住宅の種類
    1. 企画住宅
    2. セミオーダー住宅
    3. フルオーダー住宅
  4. 注文住宅にかかる費用
    1. 土地の購入費用
    2. 建築費用
    3. 諸費用
  5. 注文住宅の予算の決め方
  6. 注文住宅の予算で異なる特徴
    1. 1,000万円台
    2. 2,000万円台
    3. 3,000万円台
    4. 4,000万円台
  7. 注文住宅を建てる流れ
    1. 1.情報収集
    2. 2.土地探し
    3. 3.建築会社探し
    4. 4.設計・見積り
    5. 5.工事請負契約
    6. 6.着工
    7. 7.完成・引き渡し
  8. まとめ

注文住宅とは

注文住宅とは、自分の決めた間取りや設備、外観に仕上げられた物件のことです。最大のメリットは理想の家を作れる点で、土地探しから住宅の広さ、内装まで自分で選択できます。基本的に設計から家作りに関わるため、愛着のある家に仕上がります。

工事期間中は建築現場を自分で確認するため、工事の進行状況を常に把握できる点も安心材料です。なお、選択肢の幅は、仕事を依頼する建築会社や利用するプランによって異なるため、事前に確認しておきましょう。

注文住宅と建売住宅の違い

新築を購入するにあたって、注文住宅、もしくは建売住宅が選択肢に挙がるケースが多いです。注文住宅と建売住宅にはそれぞれ異なった利点が存在するため、予算や条件などからどちらを選択するか決定しましょう。

注文住宅は、新しく建てる住宅に関するあらゆる設計をすべて自分で決められるのが最大の特徴でありメリットです。ただし、土地の状態によっては、希望の家が建てられない場合もあります。

一方で、建売住宅は不動産会社が土地を仕入れて住宅を建設し、土地と住宅をセットで販売したものです。分譲住宅とも呼ばれ、土地と住宅を一緒に購入するため契約手続きが注文住宅よりも簡単に済ませられます。

間取りの自由度が低いのが欠点ですが、着工前であれば住宅の間取りを一部変更してもらえる可能性もあるため、購入前に担当者に質問してみましょう。

注文住宅の種類

注文住宅は企画住宅、セミオーダー住宅、そしてフルオーダー住宅の3種類に分類されます。それぞれの注文住宅の特徴、そしてメリットとデメリットについて順番にチェックしていきましょう。

企画住宅

企画住宅とは、間取りや使用設備、価格が決まっている注文住宅の一種です。ハウスメーカーや工務店によって一定の規格が決められていますが、個人の好みや条件に合わせてカスタマイズができます。

企画住宅をインターネットで調べると規格住宅というワードもヒットしますが、基本的にはどちらも同じ意味です。最近は企画住宅という表記を使用する会社が増え、よりプロのプロデュース性やデザイン性を強く推すようになっています。

そのため、規格の範囲でおしゃれも求めたい人は、企画住宅として提案をしているハウスメーカーや工務店に仕事を依頼しましょう。

メリット

企画住宅は、すでにハウスメーカーや工務店で規格が決まっているため、打ち合わせの回数を減らすことができます。一般的な注文住宅よりも工期が短く、その分だけ職人の作業時間も減るため人件費を抑えられるため、全体の価格を安く抑えられる点がメリットです。

また、プロが決めた間取りやコンセプトに従って家を建てるため、構造面で安心できます。自分で家を作れるのは注文住宅の大きな魅力ですが、デザイナーや建築の知識がない人が最初から間取りを考えるのは困難です。

そのため、初めて家を建てる人や、プロの意見を参考にしながら家を作りたい人にぴったりといえるでしょう。

また、企画に合わせて家を作るため、イメージと実際に完成した住宅で誤差が発生しにくい点も企画住宅の魅力です。仕様を選択するときも現物を確認しながら選択できるため、想像とかけ離れた家が完成する事態にはなりにくいでしょう。

デメリット

企画住宅の場合、仕様や住宅のデザインの選択肢にどうしても限界があります。そのため、内装のデザインが好みと一致しない場合、理想の住宅が建てられない可能性が高いです。

また、注文住宅本来の強みである間取りの自由度が低い点も、デメリットといえるでしょう。そのため、クライアントのなかには注文住宅にした意味がないと感じる人もいます。

規格に合わない土地では家を建てられない点も、見過ごせないデメリットです。たとえば、狭い土地や斜面に沿った土地の場合、注文住宅を作るのが難しくなります。そのため、あらかじめハウスメーカーや工務店に規格内で施工できるか、必ず確認しましょう。

セミオーダー住宅

セミオーダー住宅は、ハウスメーカーや工務店があらかじめ間取りや仕様を数パターン用意し、そこからセレクトして建てる住まいのことです。

設備や構造、性能などがある程度決まっている点は企画住宅と同じですが、ハウスメーカーや工務店によっては間取りや内装、デザインをある程度自由に決定できる場合もあります。自由度の高さを重視したい人は、事前に決められる範囲を確認しておきましょう。

メリット

セミオーダー住宅は、あらかじめハウスメーカーや工務店によって決められた規格のデザインや間取りから選択するため、大まかな建築費用がわかりやすいです。そのため、予算が組みやすく、建築費用を抑えるのも容易というメリットがあります。

また、ハウスメーカーや工務店サイドが主体的に提案してくれるため、打ち合わせの回数が少なく済む点もメリットです。具体的な要望や希望条件がない人でもスムーズに決定できますが、一定の自由度があるため、家族のニーズや生活スタイルに適した住まいを作れます。

そして、完成した家とイメージの乖離が小さい点もセミオーダー住宅の強みです。すでに同じようなパターンで建てられた物件も多いため、写真や実物で確認すれば完成した住宅をイメージしやすいでしょう。

デメリット

セミオーダー住宅は、最初からある程度完成しているプランから選択するため、細かい調整ができません。そのため、壁の位置を移動する、好きな間取りを組み合わせるなどのカスタマイズが困難な場合がほとんどです。

ハウスメーカーや工務店によって自由度の高さに違いがあるため、確認は必須といえます。こだわりが強い人は、最初からフルオーダー住宅を購入するのがおすすめです。

また、セミオーダー住宅は一般的な整備された土地に建てることを前提としています。そのため、変形した土地や狭小の土地など、特殊な土地に対応していない場合がほとんどです。そもそも特殊な土地は建築コストがかかるため、土地を探す場合は避けた方がよいでしょう。

フルオーダー住宅

フルオーダー住宅とは、住宅に関するすべての仕様を自由に決定できる住まいのことです。真っ白な図面から、外観デザインや間取り、設備などを自分でオーダーするため、あらゆる面でこだわりを反映できます。

住宅作りに関する知識がない場合でも、営業や設計、インテリアコーディネーターなどのサポートが受けられるため、理想のマイホームを完成させることが可能です。

メリット

フルオーダー住宅は、すべてにおいて自分で決められる自由度の高さが魅力でありメリットです。

たとえば、一般的な住宅にはあまり備わっていない防音室を設けたり、リビングにオープン階段を作ったりできます。具体的なこだわりがある場合、理想の住まいを実現するためにもフルオーダー住宅がおすすめです。

また、設計の自由度が高いため、変形した土地や狭小な土地など、特殊な土地にも住宅を建てられます。

デメリット

ある程度予算の調整が可能とはいえ、フルオーダー住宅はどうしても費用が高くなりがちです。間取りやデザイン、設備にこだわれば、それだけコストもかかります。

こだわりが強い場合、予算とやりたいことの板挟みになってしまい、打ち合わせが長期化するケースも珍しくありません。その分工期が伸びてしまい、家の完成が遅れてしまう場合もあります。

そもそも専門家のサポートが受けられるとはいえ、建築に関する知識をほとんど持っていない素人が、家のすべてをデザインするのはリスクが高いです。

理想の家が住みやすい家とは限らないため、いざ住んでみるとキッチンの使い勝手が悪かったり、掃除がしにくかったりするパターンもあります。

注文住宅にかかる費用

注文住宅を建てるにあたって、どの程度の費用が必要になるか気にしている人は多いでしょう。以下、注文住宅にかかる費用の内訳と目安になります。注文住宅の予算を組んでいる人は、ぜひ参考にしてください。

土地の購入費用

注文住宅を建てる予算の大部分を占めるのが、土地の購入費用です。もちろん、すでに土地を所有している場合は用意する必要はありません。

エリアによって土地の購入費用の相場は異なっており、群馬県の場合、2023年時点の一坪あたりの平均地価は約137,040円です。ちなみに、全国の基準地価ランキングにおいて、群馬県は47都道府県中26位となっています。

また、土地が整備されていない、地盤が弱い場合は別途土地改良費用が必要です。費用は工事の内容によって異なり、軟弱な地盤が2m程度の場合に可能な表層改良工法は一坪あたり約1〜2万円、軟弱な地盤が2~8m程度の場合に用いる柱状改良工法は坪あたり約2〜3万円かかります。

建築費用

一戸建て本体の建築費用は、大まかに本体工事と付帯工事に分類されます。本体工事とは、建物そのものにかかる工事の総称です。

仮設工事や基礎工事、外装工事などが含まれ、本体工事にかかる費用は全体の予算の7割といわれています。どこまで本体工事費用に含めるかは、仕事を依頼するハウスメーカーや工務店によって異なるため、気になる人はあらかじめ確認しておきましょう。

そして、本体工事以外に必要な工事をまとめて付帯工事と呼びます。地盤調査や水道、ガスの引き込み、屋外電気工事などが含まれ、必要な費用は全体の予算の2割から3割程度です。

これらの工事費用は、大手ハウスメーカー、中小建築会社、街の工務店の順番に費用が抑えられます。人気が高い建築設計事務所に仕事を依頼する場合も費用が嵩む傾向にあるため、建築費用を抑えたい場合は注意しましょう。

諸費用

注文住宅を建てるにあたって、土地の購入費用と建築費用とは別に諸費用がかかります。諸費用は、予算全体の1割程度が相場です。1割といっても、家を建てるために必要な金額の総額を考えると大きな金額が動くため、現実味のある資金計画を立てましょう。

諸費用には、土地の購入時に必要となる不動産取得税や登録免許税、家を新築する際に必要な地盤調査費用や建築確認申請費用などが含まれます。税金や手数料など削りにくいお金のため、残念ながら大きく金額を抑えるのは困難です。

ただし、ローンの保険料や火災保険のプランの見直しによって、負担を減らせる可能性があります。

注文住宅の予算の決め方

予算を決める際は、まず手元にある貯金や親からの援助などから、頭金としていくら用意できるか確認しましょう。頭金は住宅ローンの頭金、住宅ローン実行前に必要な費用の支払いに用います。このとき、残しておくべき貯蓄にまで切り崩さないようにしましょう。

用意できる頭金を確認したら、住宅ローンをどの程度借りられるかチェックしてください。返済に無理が生じない住宅ローンの年間返済金額は、年収の25%といわれています。

住宅ローンのサービスを提供している金融機関によっては、シミュレーションツールを使用した返済プランの提案もしているため、気になった人は担当者に聞いてみましょう。

そして最後に、決まった予算について土地代、建築費用のバランスを考えてください。予算の配分を間違えた結果、満足できる家が完成しないケースもあるため、自分たちのニーズを踏まえて予算計画を立てましょう。

注文住宅の予算で異なる特徴

注文住宅の値段は、仕事を依頼するハウスメーカーや工務店によって大きく変化します。予算によってどのような家を建てられるのか、1,000万円、2,000万円、3,000万円、そして4,000万円の価格帯の住宅を例に紹介しましょう。

1,000万円台

1,000万円台の家は注文住宅の予算としては相場よりも低く、予算を抑えてローンを可能な限り早く完済したい人に選ばれる価格帯です。

家を作るにあたって極限まで無駄を省くため、シンプルな住宅に仕上がります。床延べ面積は、90~110m2程度で整備されるケースが多いです。

屋根は低コストである片流れの屋根が採用され、住宅内の設備も浴室換気乾燥機など多機能なものは極力採用しないようにします。しかし、一定の性能は保っているため、1,000万円台の住宅でも安心して過ごすことが可能です。

また、間取りも内装も凝らない分、施工日数が少なく済みます。そして、シンプルゆえにインテリアによって部屋の雰囲気を変えやすい点も、1,000万円台の注文住宅の利点といえるでしょう。

2,000万円台

1,000万円台の注文住宅に比べると、比較的予算には余裕があります。床延べ面積は、110~120m2 程度になるケースが多いです。また、発注先は街の工務店や中小企業の建築会社などが挙げられます。

国土交通省の2021年建築着工統計調査住宅着工統計によると、一戸建ての平均工事費は2,349万円でした。そのため、2,000万円は家を建てるうえで平均的な予算といえるでしょう。

希望条件を追加すると予算オーバーしやすい価格帯のため、どこにお金をかけるか、どの条件の優先度が高いか、あらかじめ決めておくことが大切です。

たとえば、システムバスを導入したい場合、安価な素材を内装に用いるなどすれば、風呂場の設備に用いる予算を確保できるでしょう。

3,000万円台

予算を3,000万円程度確保できれば、おおむね希望条件に沿った家を建てられるでしょう。3,000万円台の注文住宅の場合、床延べ面積は120~130m2程度、そしてコストがかかる鉄骨よりも木造を用いた住宅が選択されるケースが多いです。

変形した土地でも、敷地を有効に活用した形の一戸建てを建てられますし、間取りによっては二世帯住宅も作ることができます。

3,000万円台の注文住宅を作るにあたって、予算に合わせてお金をかけるところ、コストを抑えるところのバランスを取るのがおすすめです。たとえば、外観デザインに凝りたい場合は、内装材を安い素材で揃えると希望条件を満たせます。

また、3,000万円台でも3,000万円後半まで予算を用意できれば、都内でも自由の高い注文住宅を作ることが可能です。

4,000万円台

予算を4,000万円用意できれば、間取りや用いる建材の選択肢が広がります。群馬県に家を建てる場合、全国的には比較的土地代も安いため、ほぼ理想の住宅を建てられるでしょう。

デザインの自由度が高まるのはもちろん、住宅性能も向上させられます。たとえば、ITを使って暮らしを便利にするスマートハウスにしたり、太陽光発電システムや蓄電池システムを搭載することで、災害に対して耐久性や対応力を高めることもできます。

群馬セキスイハイムは、各種高性能住宅の建設実績も豊富です。省エネのみならず、セキュリテイ性能も高い住宅も扱っているため、興味を持った人はぜひ公式サイトからお問い合わせください。

注文住宅を建てる流れ

いざ注文住宅を建てたいと思っても、何から始めればよいかわからない人は少なくありません。一般的に、注文住宅は以下のような流れで作られます。

1.情報収集

まずは、注文住宅に関する情報収集を行いましょう。効率的な住まい作りを進めるためにも、情報収集は大切です。そのため、最新の注文住宅に関する知識は最低限理解しておくことをおすすめします。

情報収集をするにあたって、役に立つのがハウスメーカーや工務店のカタログです。それぞれの会社が作っている住宅について写真付きで解説しているため、短時間で特徴が理解できます。

また、カタログは実例集や技術解説などさまざまな種類が用意されており、ニーズに合った情報を得ることが可能です。

カタログ以外では、ブログも情報収集のツールとして利用できます。失敗談や注意点など、カタログやホームページでは確認できない家作りに関するリアルな体験談を見れば、より具体的な住まい作りをイメージできるようになるでしょう。

2.土地探し

注文住宅を考えるうえで、土地を所有していない限り土地探しからは逃れられません。土地探しをする場合、ポータルサイトや不動産屋に依頼して探す方法などが一般的です。

ポータルサイトは多くの物件を一度に見られ、条件検索によって希望条件にマッチした土地を素早く探せます。ただし、同一物件が多数出ており、土地情報が公開されていない場合は、不動産屋に直接足を運ばなければなりません。

不動産屋に依頼する方法は、不動産屋が出回っていない土地の情報を持っている可能性がある点、そして街の情報まで共有してもらえる点が大きなメリットです。もちろん、不動産屋によっては土地の情報を持っていない場合もあるため、そのときは自力で土地探しを進めなければなりません。

おすすめなのは、ハウスメーカーや工務店に依頼する方法です。理想の土地が見つかれば各種手続きがひとつの窓口で完結するため、家作りをスムーズに進められます。

ハウスメーカーによっては自社分譲地を開発しているケースもあり、多くの場合は建築条件付きで販売されていますが、コンセプトに基づいた街づくりを行っていることも珍しくありません。統一感ある洗練された街並みでの暮らしを送りたい方にもおすすめです。

3.建築会社探し

注文住宅作りを成功させるためにも、建設会社探しは重要です。建設会社を探すにあたって、まずは予算に合ったプランを用意してくれるか確認しましょう。どれだけ素晴らしい仕事をしてくれる会社でも、予算が合わなければ仕事は依頼できません。

また、デザインやスペックが自分の好みに合っているかも確認してください。注文住宅の大きなメリットである自分の理想の家を作るためにも、大切なポイントです。会社によっては見学会を実施しているため、開催している場合は積極的に足を運びましょう。

そして、担当者がフィーリングに合うかも重視しましょう。担当者は家を作るにあたって心強いパートナーとなる存在です。疑問点を詳しく説明してくれるか、親身になって相談に乗ってくれるかなどをチェックして、信頼に足る相手かどうか判断しましょう。

4.設計・見積り

建築会社が見つかったら、住まいの設計と見積書の作成を依頼しましょう。このとき、理想の家のイメージやこだわりたいポイントをしっかり伝えるのを忘れないでください。

イメージが共有できないまま話が進むと、理想の家からかけ離れた設計を提案されたり、当初予定していた見積もりから大きく費用が嵩んだりします。

ちなみに、設計や見積もりは複数の会社に依頼して、費用の比較をするのがおすすめです。会社によりけりですが、交渉次第で費用を抑えられるケースがあります。間取り図や見積書ができたら、住宅ローンの仮審査の申し込みをしましょう。

5.工事請負契約

仕事を依頼する建築会社を1社に絞れたら、工事請負契約を締結します。工事請負契約とは、建築会社が依頼された注文住宅の完成を約束し、依頼人は完成に対して報酬の支払いを約束するための契約です。

契約を締結する際は、契約書に記載されている工事スケジュールや代金の支払い期限、金額、ローン特約について確認しましょう。本契約を結んだ後で契約書に書かれている内容以外の追加や変更が生じると、追加の費用が発生する場合があります。

工事請負契約をするにあたって、仮契約の段階であれば正式な効力がないため、キャンセルが可能です。ただし、本契約については正式な契約のため、契約内容に従い違約金などを支払わなければなりません。

6.着工

契約が締結したら、新築工事の着工が始まります。着工の際は、必ずご近所に挨拶をしておきましょう。挨拶の際は、手土産としてタオルや洗剤などを持っていくとよいでしょう。

建築工事の最中は、資材の搬入や騒音で近隣に迷惑をかけることも増えます。そのため、あらかじめ挨拶とお詫びの気持ちを伝え、今後を含めた付き合いを円滑に進められるようにしましょう。

7.完成・引き渡し

住宅が完成したら、引き渡しを行います。まずは、引き渡し当日までに購入残代金を支払いましょう。基本的には住宅ローンで残金を支払うため、金融機関が手続きを進めてくれます。

その後は現場にて設備や機材の説明を聞きながら、 不具合がないか確認します。問題がなければ、最後に説明書や保証書、そして住宅の鍵を受け取って引き渡しは完了です。

マイホームを購入する際、二世帯住宅が選択肢に挙がることもあるでしょう。こちらの記事では、二世帯住宅の間取りごとのメリット・デメリットや間取りの決め方を紹介しています。

まとめ

以上、注文住宅の基礎知識や必要な費用、注文住宅を建てる流れなどについて取り上げてきました。注文住宅は設計の自由度が高く、自分の理想の住まいを実現しやすいです。

しかし、自由度が高い分費用が嵩みやすいため、計画的に予算を組む必要があります。注文住宅を建てる場合は、仕事を依頼する建築会社の担当のアドバイスも取り入れながら、予算以内で希望条件を満たせる家作りを目指しましょう。

群馬セキスイハイムでは、時を経ても価値の続く家作りを行っています。注文住宅も扱っており、住宅展示場で実際に完成した家を見学することも可能です。興味を持った方は、ぜひ公式サイトからお問い合わせください。

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