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2024年9月19日

家の間取りを決める5つのポイントを解説!

家の間取りを決める5つのポイントを解説!

注文住宅の魅力のひとつとして、間取りなどのカスタマイズ性が挙げられます。しかし、どのような間取りが最適なのかがわからず、悩んでしまうケースは少なくありません。

この記事では、間取りを決める際に考慮すべきポイントを詳しく解説します。おすすめの間取りやありがちな失敗と対策もあわせて紹介しますので、家づくりの参考にしてください。

目次
  1. 家の間取りを決める5つのポイント
    1. 家族構成
    2. 立地
    3. 家事動線
    4. 予算
    5. 土地の形状
  2. 各間取りの特徴
    1. 1LDK
    2. 2LDK
    3. 3LDK
    4. 4LDK
  3. 【タイプ別】子育て家族におすすめの間取り
    1. コミュニケーション重視の間取り
    2. 家事のしやすさ重視の間取り
    3. プライバシー重視の間取り
  4. 家の間取り決めの失敗例と対策は?
    1. 家具・家電が置けない
    2. 収納が使いづらい
    3. 家が暗くて寒い
    4. リビング階段が暮らしに合わない
    5. 寝室が狭い
    6. コンセントの数が足りない
    7. セキュリティ・安全面に不安がある
  5. まとめ

家の間取りを決める5つのポイント

家の間取りを決めるポイントは、以下の5つです。

1. 家族構成
2. 立地
3. 家事動線
4. 予算
5. 土地の形状

それぞれのポイントについて解説します。

家族構成

家族構成に応じた間取りの設計は、快適な住まいを実現するための重要な要素です。まず、家族の人数に合わせた広さと部屋数を考慮することが基本です。

たとえば、国土交通省の「住生活基本計画における「水準」について」によると、3人家族の場合、郊外では100m2、都市部では75m2前後を快適な広さの目安に定めています。そのため、2LDKや3LDKの間取りが適していると考えられるでしょう。

しかし、家族の人数の変化やライフスタイルの変化によって最適な間取りは変わることがあります。たとえば、4人家族で全員が個室を持ちたい場合と、夫婦の寝室と子ども部屋のみを設ける場合では、必要な部屋数は異なります。

また、家族それぞれの生活リズムが異なる場合は、各自が個室を持てるとよいでしょう。互いに干渉することなく、快適に過ごすことが可能です。

子どもが共有する部屋についても考慮が必要です。年齢や性別によっては、成長にともなって個別の部屋が必要になる可能性が高く、将来的な変更を見越した間取りの設計が求められます。

間取りの決定に際しては、家族全員の意見を反映し、将来を見据えた柔軟なプランを立てることが大切です。

立地

間取りを決めるにあたって、立地を把握することは不可欠です。隣接する建物の配置によっては、家の形や部屋の配置に影響が出る場合があるため、さまざまな要素を考慮して間取りを決定することが求められます。

また、方角や道路の接し方、周囲の自然環境も間取りを考える際の重要なポイントです。日当たりや風通しが良好な場所にリビングや寝室を配置することで、快適な住環境を実現できます。

さらに、道路からの視線や隣家との距離にも注意を払う必要があります。プライバシーを確保しつつ、家の中から外の景観を楽しめる設計にすることが理想です。

人通りの多い地域や住宅が密集している場所に家を建てる場合は、吹き抜けや中庭を取り入れるとよいでしょう。いずれも採光や通風を確保しながら、外部からの視線を遮るための有効な工夫です。

一方で、自然豊かな環境にある土地では、大きな窓を設けて外の風景を楽しめるようにするとよいでしょう。大きな窓を設けることで、その土地ならではの特長を活かした設計が可能となります。

家事動線

効率的な家事動線を設計することで、日常生活が楽になります。家事動線とは、家事を行う際に家の中をどのように移動するかを示すものです。

快適な家事動線を実現するためには、家の中でスムーズに移動できる回遊性を導入するのが効果的です。回遊性とは、家の中に行き止まりがなく、円滑に動ける構造を指します。

たとえば、キッチンと洗面所、リビングに回遊性を取り入れると、家事が複数の場所で同時に進行しやすくなります。晩御飯の支度と並行して洗濯をしたり、子どもの様子を見守りながら食器を洗ったりすることが可能です。

回遊性を持たせる際、家事動線と生活動線が重ならないようにするのもポイントです。2つの動線が重ならないようにすると、家族がすれ違う際のストレスを軽減し、動きやすい住まいを実現できます。

また、洗濯動線の効率化も重要です。洗濯機と物干し場、収納スペースが同じ階に配置されていると、家事の手間が削減されます。このように、家事動線を最適化することで、毎日の家事がより効率的でストレスフリーになるでしょう。

予算

注文住宅の間取りを決める際、予算を守るための工夫が重要です。間取りによっては予算がかさみやすい設計と、予算を削減しやすい設計があります。

予算が高くなりやすい間取りの特徴としては、建物に凹凸が多いデザインや吹き抜け、複雑な階段構造、バルコニーの多用などが挙げられます。広い窓を複数設けたり、水回りを分散させたりするのもコストアップの原因です。

一方、予算を抑えやすい間取りには、建物の形がシンプルで、設備が少ない特徴があります。たとえば、1階と2階の面積を揃える総2階建ての設計や、間仕切り壁を減らして開放的な空間を導入するなどが考えられます。

水回りをなるべく集約し、収納スペースに扉が不要な棚を採用することで、費用をさらに抑えることが可能です。また、アイランドキッチンではなく、壁のついているキッチンを選ぶなども、予算軽減につながります。

予算を削減するためには、家族全員の要望をすべて実現することが困難な場合も少なくありません。そのため、事前に家族で優先順位を明確にし、どうしても譲れないポイントを決めておくことが大切です。

土地の形状

家を建てる際には、土地の形状を活かした間取りを考えることもポイントです。設計の自由度が高く、間取りの制約も少ない平坦で四角い土地はもちろん、傾斜地や変形地なども土地の特長を活かせば、ユニークで快適な住まいを実現できます。

たとえば、傾斜地では、地形を利用して地下室やビルトインガレージを設けることが効果的です。土地の有効活用が可能となり、デザイン性の高い家が建てられます。

一方、変形地では、土地の形に合わせて多角形の部屋を設計することが可能です。書斎やリビングの窓、壁付きキッチンなどに活かせば、土地の形状を独自のデザインとして取り入れられるでしょう。

周囲を建物に囲まれた土地では、内庭を作ることで光や風を取り入れ、快適な住環境を保つことが可能です。狭い土地の場合は、空間を立体的に使えるスキップフロアを採用すると、床面積や収納スペースを増やしつつ、開放感を演出できます。

各間取りの特徴

ここからは、1LDKから4LDKまでの各間取りの特徴を紹介します。どの間取りが最適なのかを考える際の参考にしてください。

1LDK

1LDKは、リビングとダイニング、キッチンがひとつの広い空間にまとまっており、ひとつの個室が別途設けられている間取りです。リビングは主に食事やくつろぎの場として、個室は寝室として活用できます。

1LDKの間取りは、広々としたひとり暮らしを希望する人や余裕を持った生活空間を求めるカップル、小さな子どもがいる家庭におすすめです。1LDKは、リビングと個室を用途別に分けられます。

生活と仕事のスペースを明確に区別できるため、リモートワークや趣味の時間を大切にする人にとっては理想的な選択肢となるでしょう。

2LDK

2LDKは、リビングとダイニング、キッチンに加えて2つの個室がある間取りです。2LDKの間取りは、2人暮らしや小さな子どもがいる家族に適しています。マンションやアパートなどの集合住宅にもよく取り入れられているのが特徴です。

1LDKより広々としているため、家族が集まる共有スペースをしっかり確保しつつ、各個室を寝室や仕事部屋として使い分けられます。住居者のプライバシーを保ちながら快適に生活できるため、幅広い層におすすめの間取りです。

3LDK

3LDKは、リビングとダイニング、キッチンに加えて3つの個室がある間取りです。3LDKの間取りは、子どもが1~2人いる夫婦のようなファミリー層の人気が高い設計です。そのため、分譲マンションや戸建住宅で広く採用されています。

広々としたリビングやダイニングが人の集まるスペースとして機能するため、リビングに滞在する時間が長い家族やルームシェアを考えている人にはとくにおすすめです。

一方、各個室は寝室や子ども部屋、書斎などとして柔軟に活用できます。3LDKはプライバシーを保ちながらも共有スペースを広く取れるため、快適な生活が実現できます。

4LDK

4LDKは、リビングとダイニング、キッチンのほかに4つ個室がある間取りです。個室が多いため、子どもが2人以上いる家庭はもちろん、二世帯での生活にも対応できます。

個室の数を活かして、ワークスペースのみならず趣味の部屋や来客用の部屋など、用途に応じて個室を自由に使い分けられるのが魅力です。広々とした空間を楽しみながら、家族全員が快適に過ごせるレイアウトを実現できるでしょう。

このような特徴から、4LDKは多用途な間取りが求められるファミリー層にとくにおすすめです。

【タイプ別】子育て家族におすすめの間取り

ここからは、子育て家族におすすめの間取りを以下のタイプ別に紹介します。

● コミュニケーション重視の間取り
● 家事のしやすさ重視の間取り
● プライバシー重視の間取り

各間取りの特徴について解説します。

コミュニケーション重視の間取り

家族間のコミュニケーションを重視した間取りは、子育て世代にとって理想的な設計です。近年、吹き抜けやリビング階段を取り入れた間取りが増えており、上下階の一体感を高める効果があります。

吹き抜けによって2階との視覚的なつながりを作れるため、家族がどこにいてもお互いを感じられる空間を実現できます。たとえば、1階のリビングから2階に向かって声をかけたり、2階からリビングを見下ろして様子を確認したりすることが可能です。

リビング階段の場合、2階へ行く際は必ずリビングを通過するため、外出時や帰宅時に家族と顔を合わせやすくなります。会話が生まれる場面が増え、家庭内のコミュニケーションが活発になるでしょう。

さらに、アイランドキッチンを採用すれば、家事をしながらリビングやダイニングを見渡せるようになります。そのため、調理中であっても、子どもを見守ることが可能です。

このような間取りは、家族全員が一緒に過ごす時間を増やし、絆を深める効果を期待できます。コミュニケーション重視の間取りは、家族がいつでもつながりを感じられる、温かい住まいを提供してくれるでしょう。

家事のしやすさ重視の間取り

共働きや育児に忙しい家庭にとって、家事の効率化は欠かせないポイントです。時間を有効に使うためには、家事動線を考慮した間取りを取り入れる必要があります。

たとえば、家族全員の衣類をまとめて収納できるファミリークローゼットを設けることで、洗濯後の片付けが格段に楽になるでしょう。さらに、洗濯機から物干し場、クローゼットへの動線を工夫することで、家事の時間の短縮につながります。

玄関付近に土間収納を設置すると、外出時や帰宅後のコートや帽子、バッグの整理が簡単になります。家事の手間を減らすだけでなく、玄関周りの整理整頓も容易になるため、おすすめです。

さらに、洗濯物を干す場所も重要なポイントです。浴室乾燥機を活用したり、洗濯機の近くに物干し場を設けたりすることで、洗濯の手間を減らます。2階に物干し場がある場合、そばにランドリールームを設置し、洗濯物を効率的に片付けられる環境を整えましょう。

プライバシー重視の間取り

プライバシーを重視した間取りにすれば、それぞれがリラックスできる時間や空間を持てるため、より快適に過ごせます。二世帯住宅の場合、プライバシーを保つための間取り設計がとくに重要となるでしょう。

1階と2階に完全に分けて別々に生活したり、リビングや洗面所を共有して暮らしたりなど、ニーズに合わせた間取りを選ぶことが必要です。このような工夫を取り入れると、親子二世帯で暮らしても、お互いに気を遣わずに過ごせます。

間取りの例として、洗面室と脱衣所を分けて入浴中でも洗面所を気兼ねなく使えるようにするなどが考えられます。また、洗面所と脱衣所を分ければ、来客があった際に脱衣所を通さずに手洗いを案内できるため、生活感を見せずに済むのも利点です。

一人で落ち着ける空間を確保するための手法として、書斎や子ども室、家事室など、各自が集中できるスペースを用意するのが効果的です。また、ロフトや小屋裏を個人のスペースとして利用するのもよいでしょう。

家の間取り決めの失敗例と対策は?

家の間取りを決める際にありがちな失敗例は、以下のとおりです。

● 家具・家電が置けない
● 収納が使いづらい
● 家が暗くて寒い
● リビング階段が暮らしに合わない
● 寝室が狭い
● コンセントの数が足りない
● セキュリティ・安全面に不安がある

それぞれの事例と具体的な対策を解説します。

家具・家電が置けない

新居に引っ越したものの、家具や家電が入らず置けなかったというのは、よくあるトラブルのひとつです。こうした問題を避けるためには、間取りを決める段階で家具や家電の寸法を正確に測定し、必要なスペースを確保することが求められます。

とくに冷蔵庫や洗濯機は、設置場所が限られるため、注意がしなければなりません。また、配管や扉の開閉方向も考慮し、間取りに反映させる必要があります。

家具や家電を設置する際は、周囲に十分な通路を確保することも大切です。間取り図を作成する際には、家具や家電の配置と通路の確保を慎重に計画し、あとから困らないように調整しましょう。

このように、事前に快適なスペースを確保するだけで、引っ越し後のストレスを減らせます。

収納が使いづらい

新居に引っ越し、生活し始めてから収納が足りない、または使いづらいと感じることがよくあります。このような問題を避けるためには、適切な収納量の確保と間取りの工夫が重要です。

具体的には、リビングや水回りなどの使用頻度が高い場所に、奥行きがあまり深くない壁面収納を複数設けるなどの工夫が挙げられます。大容量の収納を1か所にまとめるよりも、使う場所の近くに分散させたほうが片付けやすくなるでしょう。

ただしロフトや屋根裏収納など、はしごを使って出入りするスペースは、荷物の持ち運びが大変なため軽い物しか収納できない場合があります。この点にも注意し、収納量が十分に確保されているか確認することが大切です。

家が暗くて寒い

家の中が暗く、寒さを感じる原因のひとつに、照明やスイッチの配置ミスが挙げられます。照明が手元をしっかりと照らさず、部屋全体が暗いとストレスが溜まるでしょう。

そのため、リビングなどの広い空間では、スイッチを部屋内と廊下側の2か所に設置することをおすすめします。帰宅時や外出時、スムーズに点灯・消灯ができるようになります。

さらに、玄関や階段に人感センサー付きの照明を導入すれば、暗い中でスイッチを探す手間が省くことが可能です。仕事などの関係で、帰宅が遅くなりがちな人にとくにおすすめです。

失敗を防ぐには、各部屋でどのように照明を使うか、どの位置にスイッチを配置すれば便利かをイメージしておくことが大切です。土地選びや間取りを考える際と同様に、照明とスイッチの配置にも注意を払うことで、家全体の快適性を高められます。

リビング階段が暮らしに合わない

リビング階段を取り入れたものの、暮らしに合わずに不便さを感じるケースは少なくありません。たとえば、来客時に乱雑なリビングを見られたり、リビングに来客がある際に寝間着で降りるのをためらったりするなどです。

加えて、リビング階段は音やにおいが2階に伝わりやすい点も注意しなければなりません。料理の臭いが2階まで充満する可能性があるほか、深夜に帰宅した家族の物音が2階の家族を起こしてしまうことも考えられます。
さらに、リビングの冷暖房の利きが悪くなるケースもあります。このような問題を軽減するためには、リビング階段にスクリーンや引き戸を設置するなどの対策が効果的です。

寝室が狭い

寝室は「寝るだけだから狭くても問題ない」と考えがちです。しかし、ベッドを設置すると、ほかに何も置けなくなったり、収納が使いづらくなったりすることがあります。

実際、ベッドを大きなサイズにした場合、部屋に余裕がなくなり、動きが制限されることもあるでしょう。そのため、間取り図を作成する際は、ベッドや収納家具を正確に記載し、十分なスペースを確保することが大切です。

寝室が狭すぎると、毎日の生活が不便になり、快適な睡眠環境が損なわれる可能性があります。そのため、注意深く設計するようにしましょう。

コンセントの数が足りない

コンセントの配置は、後悔しがちなポイントのひとつです。コンセントの数そのものが足りないことに加え、設置場所が悪く、家具で隠れてしまったといった失敗談が多く聞かれます。

このようなトラブルを避けるためには、各部屋で使用する家電や家具の配置を具体的にイメージしたうえで、コンセントの数と位置を決めることが重要です。たとえば、コンロとシンクの間にコンセントを設置しておくと、電動調理器具の使用に役立ちます。

また、収納内にコンセントを配置することで、充電式掃除機などをしまった状態で充電することが可能です。加えて、スマートフォンやタブレットの充電場所も事前に考慮しておくと、使い勝手がさらに高まります。

セキュリティ・安全面に不安がある

防犯や安全対策は、一度でも失敗すると取り返しがつかない重要な要素です。玄関の扉を開けた正面にリビングや浴室があるなど、玄関からプライベート空間が見える間取りにはとくに注意が必要です。

また、外からの視線や隣家との配置も考慮に入れる必要があります。これらを考慮したうえで、部屋の位置や窓の大きさを決めることが大切です。

さらに、不審者がどのように部屋に侵入するのか考えることも欠かせません。1階だけでなく駐車場から2階に入れるかどうかなど、不審者の視点で確認してみましょう。

また、子どもが転落する危険を避けるために、窓に転落防止策を施すことも必要です。とくに子ども部屋の窓には、面格子の設置や腰窓を避けるといった配慮が求められます。

まとめ

家の間取りを決める際は、家族構成や立地、家事動線、予算、土地の形状といった多くの要素を考慮することが重要です。これらの要素に加え、各家族のライフスタイルに合わせた間取りを設計することで、快適な住まいが実現できるでしょう。

また、家具・家電の配置や収納の使い勝手、照明やコンセントの位置、安全性やプライバシーの確保なども重要なポイントです。こうした点に配慮することで、住み始めてからの後悔を防ぎ、満足度の高い住宅を建てられます。

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