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2024年3月21日

在来工法とは?メリットやデメリット・ツーバイフォー工法との見分け方

在来工法とは?メリットやデメリット・ツーバイフォー工法との見分け方

戸建て住宅を検討している方のなかには、デザインや間取り、設備や機能などの点を重要視する方は多いかもしれません。上記の理想を叶えるためには「工法」の選び方も重要です。

私たちがよく目にしている木造住宅の工法には、在来工法とツーバイフォー工法があり、それぞれに建築方法の特徴があります。

本記事では、在来工法の概要やメリット・デメリット、ツーバイフォー工法との違いや見分け方について解説します。戸建て住宅を検討中の方や在来工法について知りたい方は参考にしてください。

目次
  1. 在来工法とは
  2. 在来工法のメリット
    1. 日本の気候に適している
    2. 自由に間取りを設計できる
    3. 開口部を広く取れる
    4. 柔軟にリノベーションに対応できる
    5. 多くの業者で体制が整っている
  3. 在来工法のデメリット
    1. 工期が長くなる可能性ある
    2. 費用が高くなる可能性がある
    3. 業者によって品質に差がある
  4. ツーバイフォー・ツーバイシックス工法との違い
    1. ツーバイフォー工法の特徴
    2. ツーバイシックス工法の特徴
  5. どの工法がおすすめか
    1. 在来工法がよいケース
    2. ツーバイフォー工法がよいケース
    3. ツーバイシックス工法がよいケース
    4. ツーバイフォー・ツーバイシックス工法の一例
  6. まとめ

在来工法とは

在来工法とは、日本で古くから用いられている伝統工法で、日本の木造住宅の半数以上は、在来工法の住宅です。柱と梁で建物を支える構造の特徴から、別名「木造軸組工法」とも呼ばれています。

在来工法はコンクリートで作られる基礎上に、柱と梁を使用して建物全体の骨組みを作り、屋根を張ってから壁や窓の順で建築します。

近年では、建築基準が厳しくなっており、高い耐久性が必要です。そのため、筋交いと呼ばれる木材を斜めに入れる方法や構造用合板を使用して、耐震性や耐風性を向上させています。

在来工法のメリット

在来工法のメリットは以下のとおりです。

・日本の気候に適している
・自由に間取りを設計できる
・開口部を広く取れる
・柔軟にリノベーションに対応できる
・多くの業者で体制が整っている

在来工法は古くから使われており、技術が進歩している現在でも、在来工法を使うメリットが存在します。詳しくみていきましょう。

日本の気候に適している

四季のある日本では、季節によって温度や湿度、気候が大きく異なります。気候の変化に強い木材を用いることや、気候に影響されにくい在来工法は、日本のような四季のある気候に適した工法です。

また、日本に古くからある建物の多くは木造建築であり、築年数が数百年単位のものも少なくありません。木造建築で利用されている在来工法は、高い耐震性・耐久性・耐湿性を可能にする工法になっています。

自由に間取りを設計できる

在来工法は、柱と梁を中心に骨組みを作り「点と線で」支えている構造となっています。そのため、壁部分に使用する素材や形状は自由度が高いのが特徴です。

家を建てる際のこだわりとして、デザイン性の高い間取りや自身の生活様式に合わせた間取りを希望する方は、多様なデザインが可能な在来工法がおすすめです。

開口部を広く取れる

自由度の高い在来工法では、住宅の開口部を広く取れることがメリットです。そのため、壁一面が窓になっているほか、壁を極力少なくして空間を広く取っている建物があります。

上記のような建物を実現できるのも、柱と梁で建物を支えている在来工法ならではでしょう。開口部を広く取ることで、陽当たりのよさが増し、眺めがよくなるというメリットもあります。また、縁側や土間のような古くからある日本家屋を生み出せます。

柔軟にリノベーションに対応できる

間取りの自由度が高い在来工法では、柔軟にリノベーションできるのもメリットです。子ども部屋の確保のために部屋数を増やしたり、反対に子どもの独立や居住者の高齢化に合わせて、部屋を1つにまとめたりすることも容易です。

また近年では、古民家をリノベーションして自宅にしたり、カフェを開業したりする方も多く、リノベーションして新しく活用できるのも在来工法の強みです。

多くの業者で体制が整っている

在来工法は日本で多く使われている工法のため、多くの業者で建築体制が整っていることもメリットです。そのため、複数の業者を比較して検討できます。

競合が多いため、技術の向上を怠ることなく、優秀で優良な業者が多い傾向にあります。また、素材の種類や在庫が豊富であり、工期に影響が出にくいことも在来工法のメリットです。

在来工法のデメリット

在来工法のデメリットは以下のとおりです。

・工期が長くなる可能性ある
・費用が高くなる可能性がある
・業者によって品質に差がある

在来工法には、日本の伝統が詰まっていて多くのメリットがありますが、一方では、工期や費用面、品質面でのデメリットが少なからずあります。家を建てる前にメリットだけではなく、デメリットがあることも十分に理解したうえで、工法を選択することが重要です。

工期が長くなる可能性ある

在来工法は、ツーバイフォー工法とは異なり、形状や構造が決まっていません。そのため、在来工法では、規格住宅と比較すると依頼から工期までが長くなることを把握しておきましょう。

しかし、以前と比べると工期が短くなっており、今後、建築業界の発展により改善される可能性もあります。

費用が高くなる可能性がある

前述したとおり、在宅工法はその自由度から工期が長くなる傾向にあります。工期が長くなると、人件費が多くかかるため、全体的に費用が高くなってしまうのもデメリットです。

また、在来工法は自由度が高い反面、特殊な素材や材木の加工が必要になることも少なくありません。とくに近年の材木価格は増加傾向にあり、建築費用が高くなる要因となります。

業者によって品質に差がある

在来工法では、自由度が高いがゆえに建築が難しくなるため、材料の良し悪しや業者によって品質が異なる可能性があります。

また、大工など技術者の高齢化により「次世代の技術者が育っていない」という建築業界全体の問題もあります。つまり、数ある業者のなかから、自分の理想を叶えてくれる技術力と信頼性の備わった業者選びが大切です。

ツーバイフォー・ツーバイシックス工法との違い

在来工法以外にも主に、以下2種類の工法があります。

・ツーバイフォー工法
・ツーバイシックス工法

それぞれの工法の特徴を詳しくみていきましょう。

ツーバイフォー工法の特徴

ツーバイフォー工法は、木造住宅の「枠組壁工法」のひとつであり、2インチ×4インチ(38mm×89mm)の木材を組み合わせて作った板同士を接合して建築します。構造がシンプルなことに加え、施工工程だけでなく、木材や釘などの建築部材もマニュアルによって、詳細に決められていることが特徴です。

こうした点から、特別な技術を必要とせず、在来工法より比較的短期間での建築が可能であることと、職人による技術差が発生しにくく品質が安定しています。

さらに、細かく決められたマニュアルによって生産された規格部材を用いるため、合理的にコストダウンを実現しているところがツーバイフォー工法の強みです。

また、ツーバイフォー工法をはじめとする枠組壁工法は、六面体構造によって揺れを分散させる構造のため、耐震性に優れているところもポイントです。壁や天井に石膏ボードを貼り付けて空気の通り道を制限することから、耐火性にも秀でており、万が一の火災のときも内部での延焼を抑えてくれます。

そんなツーバイフォー工法の歴史は、日本で60年近く続いており、1974年に当時の建設省(現在は国土交通省)によって、技術基準の認められた一般工法として認可されました。以降も技術開発や改良を繰り返しながら、現在も日本の住宅に広く定着している工法です。

一方、規格化された建材を箱のように組み合わせ、壁という面で家全体を支えるツーバイフォー住宅は、リノベーションが難しいと言われています。しかし、構造上多少リノベーションの幅に制限があるだけで、技術力や設計力さえあれば、リノベーションも可能です。

ツーバイシックス工法の特徴

ツーバイシックス工法は、木造住宅の「枠組壁工法」のひとつであり、2インチ×6インチ(38mm×140mm)の木材を組み合わせた板同士を接合して建築する工法です。

基本的にはツーバイフォーと同じ工法ですが、ツーバイフォー工法の約1.6倍の厚みがある木材を使用するため、垂直方向の強度が向上し、耐震性が増強されることが大きな特徴です。また、内側へ厚みのある断熱材を充填できるため、断熱性や耐火性、気密性、遮音性を格段に高めることができます。

より厚みと強度のある木材を使用するため、コストは高額になりますが、高い断熱性と気密性によって、月々の光熱費を抑えられることから、ランニングコストに優れながらも、快適に長く暮らせる住宅の作り方といえます。

どの工法がおすすめか

本記事では、在来工法・ツーバイフォー工法・ツーバイシックス工法の3種類の工法が登場しました。実際に住宅に使用するとなると、どの工法が一番適しているのか悩んでしまう方も多いかもしれません。

そこで、どの工法がおすすめか、それぞれの工法について詳しくみていきましょう。

在来工法がよいケース

在来工法の特徴は、自由の利くデザイン性と間取り、柔軟なリノベーションに対応できることです。上記の特徴から、住宅のデザインや間取りにこだわりたい方や、将来的にリノベーションすることを視野に入れている方は、在来工法がおすすめです。

しかし、工期が長くなる可能性や多くの費用が必要な点に考慮して、選択するようにしましょう。

ツーバイフォー工法がよいケース

ツーバイフォー工法の特徴は工期が早いことや、綿密に定められたマニュアルに従った工法や、規格部材による品質の安定性とコストダウンの両立、さらに耐震性・防火性・断熱性の機能面で優れていることにあります。

とくに、耐震性の優秀さは特筆すべき点といえます。一般社団法人 日本ツーバイフォー建築協会による「東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)時に震度6弱以上の地域全域で供給された住宅について被害程度のアンケート調査」でも、ツーバイフォー工法の住宅の95%が当面補修をしなくても居住に支障がないとのアンケート結果が出ました。

また、4mの津波に耐えたツーバイフォー工法の住宅もあり、阪神淡路大震災や新潟県中越地震同様にツーバイフォー工法の頑丈さが実績を残したデータといえます。

上記の特徴から、耐震性・防火性・断熱性などの機能面を重視したい方や建築費用を抑えたい、かつ工期を短くしたい方におすすめです。

デメリットとしては、間取りの制限や大規模なリノベーションが難しいこと、業者が限られることなどが挙げられます。リノベーションに関しては施工可能な範囲に限りがありますが、確かなスキルと経験を持った業者であれば、リノベーションを視野に入れることもできます。

ツーバイシックス工法がよいケース

ツーバイシックス工法の特徴は、外壁の厚みがツーバイフォー工法の約1.6倍になることで、耐震性・耐火性、断熱性により優れていることが挙げられます。ツーバイフォー工法を検討する方であれば、ツーバイシックス工法も一緒に検討するとよいでしょう。

あらゆる面において高い性能を誇るツーバイシックス工法ですが、ツーバイフォー工法と比べると、材料が多くなり、コストが高くなってしまいます。

しかし先述のとおり、断熱性や気密性の優秀さによる高い省エネ性能によって、月々の光熱費が安価に抑えられるなど、将来を見据えたトータルコストで考慮することが大切です。

ツーバイフォー・ツーバイシックス工法の一例

セキスイハイムでは、ツーバイシックス工法の快適さを持ちながら、さらにクリーンな暮らしを実現する「GRAND TO YOU V(グランツーユーファイブ)グリーンモデル」を提供しています。

ソーラーパネルで創り出した電力を中心とした、エネルギー自給自足型の住宅は、自然体で暮らすだけで持続可能な社会への貢献が可能なつくりとなっています。また、万が一の災害時にもエネルギーを自家発電によって賄うことができます。

GRAND TO YOUはバリエーションも豊富で、白基調の軽やかなテイストが優しいカジュアルスタイル、伝統的な重厚さとビターカラーが風格漂うトラディショナルスタイル、自然により近く快適な生活動線が魅力的な平屋スタイル、太陽光発電に特化したZEHモデルなど、さまざまなタイプを選べます。

まとめ

在来工法とは、日本で古くから用いられている伝統工法で、日本の木造住宅の半数以上に使用されています。また、在来工法以外の工法として、ツーバイシックス工法・ツーバイフォー工法が挙げられます。

ツーバイフォー工法は、木造住宅の「枠組壁工法」のひとつであり、2インチ×4インチの木材を組み合わせて作った板同士を接合して建築します。構造がシンプルで特別な技術は不要であるため、在来工法より比較的短期間での建築が可能です。

ツーバイシックス工法の特徴は、外壁の厚みがツーバイフォー工法の約1.6倍になることで、耐震性・耐火性、断熱性により優れていることが挙げられます。高い耐久性を誇るツーバイシックス工法ですが、ツーバイフォー工法と比べると材料が多く必要になるため、コスト面で高くなってしまいます。

在来工法とツーバイフォーの違いについて、より詳しく知りたい方は、注文住宅会社のプロに相談することをおすすめします。ツーバイシックス工法のノウハウを持つ群馬セキスイハイムでは、さまざまな工法の特徴について学べる、体験型ショールームの見学も可能です。

本記事を読んでより詳しい情報が知りたい方は、一度、ホームページをチェックしてみてください。

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