金山城跡は、太田市のほぼ中央にそびえる金山(標高238m)に作られた山城です。
2006年には、日本100名城に選定されています。
金山城は、1469年に築造が始まったとされています。
廃城する1590年までの約120年間、難攻不落を誇った名城です。
跡地では、当時の様子を再現。
石垣や堀切、土塁など金山城の痕跡が今でも残されています。
金山城跡は、ハイキングコースとしても人気のスポットです。
今回は、太田市にある金山城跡をご紹介します。
太田駅から金山城址へ!
太田駅方面から金山城跡へ向かう途中には、史跡金山城跡ガイダンス施設・金山地域交流センターがあります。
史跡金山城跡ガイダンス施設は、金山城の歴史を詳しく知れる施設。
金山地域交流センターは、金山へ訪れる方の憩いの場です。
両施設は、建築家「隈研吾」氏による設計です。
外壁の石板は、金山城の石垣をイメージしています。
おしゃれな外観ですので、お時間がある方は、ぜひ金山訪問前に立ち寄ってみてくださいね。
史跡金山城跡ガイダンス施設からは、金山城跡へ向かうハイキングコースがあります。
取材しているときも、多くのハイカーが金山城跡へ向かっていました。
私は歩く自信がなかったので、金山城跡入口近くまで車で向かいました。
駐車場からの眺めは絶景で、この景色を見るだけでも来る価値がありますね!
駐車場には、金山ハイキングコースの看板がありました。
金山のハイキングは、人気のアクティビティです。
約80分のハイキングコースは、雄大な自然となだらかな山道を散策できます。
地元の方だけでなく、他県からハイキングをしに来る方も多く見かけました!
看板を横目に、歩くこと約3分。
ようやく金山城跡の入口に到着です。
金山山頂にある実城を目指して
金山城跡は、山頂部の実城を中心に四方へ広がり、史跡全体の面積は97.8haの広さを誇ります。すべてを見て回ると、2~3時間はかかる広さです。
今回は、金山城跡の入口から、山頂にある実城を目指しゆっくりと進みます。
約25分~35分ほどの道のりです。
途中、堀切や石垣といった当時を思わせる痕跡がいくつもありました。
物見台は、金山城の周囲がよく見渡せる位置に置かれています。
こちらは物見やぐらを復元したものではありませんが、この物見台から見える景色は、圧巻の一言。
正面に赤城山を見据え、周囲を一望できます。
壮大な景色に圧倒されながら、少し休憩をとりました。
こちらは復元整備された大手虎口です。
山頂に向かう途中のいたるところで、金山城の歴史が感じられます。
幻想的な池と、たくさんの鯉の姿が!
ファンタジーの世界に迷い込んでしまったような景色に、ワクワクしながら進みます。
山頂には特別な風景が広がっている
金山城の本丸に入ると、日ノ池が姿を表します。
直径15mのきれいな円形をしており、城の生活を支えた用水池です。
山頂まであと少し!ですが、本丸には休憩所が設けられています。
中には自動販売機も設置。
腰をかけられる場所も多く用意されていますので、疲れた方は一休みしてくださいね。
ラストスパートと、気合を入れ直して山頂を目指します。
山頂には新田神社があるため、向かう途中に鳥居がありました。
鳥居を過ぎれば、山頂まであと少しです。
山頂直前には金山の大ケヤキがあります。
推定樹齢800年。金山のシンボル的存在です。
神社の参道脇にあることからも、御神木と同じ扱いを受けていたと考えられています。
実際に目にすると、存在感に圧倒されること間違いなしです!
山頂には新田神社と御獄神社があります。
新田神社はこの日、神事を行なっており撮影ができませんでした。
気になる方は、ぜひ見に来てくださいね。
神社の周囲には、二ノ丸跡と残存している当時の石垣があります。
神社で満足せず、こちらも見るのをお忘れなく!
日本100名城金山城を感じに来ませんか
金山城跡は、太田市にある壮大な自然を利用した山城です。
当時の歴史を感じることのできる痕跡がいくつもあります。
幻想的な風景がいくつも広がっており、ハイキングにもおすすめの場所ですよ!
美しい自然のなか、歴史を感じませんか?
金山城跡
住所:群馬県太田市金山町40-106
アクセス:東武鉄道桐生線「太田駅」北口から車で約8分
営業時間:24時間
電話番号:0276-20-7090
史跡金山城跡ガイダンス施設・太田市金山地域交流センター
住所:群馬県太田市金山町40番30号
アクセス:東武鉄道桐生線「太田駅」北口から車で約8分
営業時間:9:00-17:00
電話番号:0276-25-1067
休館日:月曜日、年末年始