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仁王門は一見の価値あり!太田市脇屋町にある「脇屋山正法寺」

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荘厳な仁王門、鎮座する仁王尊、うつくしい本堂。
太田市脇屋町にある脇屋山正法寺は、地元で愛されるお寺です。
厳かな雰囲気を持ちながら、訪れる人々に癒しを与えてくれるお寺として、多くの方に人気があります。

開山は平安時代の初期(901~923年)で、歴史ある由緒正しいお寺です。
1184年には、新田義重が堂塔を修理し、新田氏一族とゆかりあるお寺としても知られています。

立派な仁王門をはじめ、歴史を感じられる点が大きな魅力です。
今回は、脇屋山正法寺をご紹介します。

荘厳な仁王門は正法寺のシンボル

正門から境内に入ると、うつくしい朝顔がお出迎え。
参道に沿うように植えられた朝顔や緑あふれる木々が爽やかな雰囲気を生み出します。
周囲の喧騒を忘れ、癒しを求められる方にもぴったりです。

参道を進むと、荘厳な仁王門が目の前に現れます。
1685年に建立されたとされる山門です。

仁王門は、1803年に改修され、1953年に解体・基礎の打ち直し、茅葺から桟瓦葺への葺き替えがおこなわれました。

仁王門内には両脇に高さ2.6mの仁王尊が安置されています。
2体の仁王尊は、阿・吽を表現しており、京都の大仏師左京入道勅法眼康佑の作品です。
仁王門と仁王尊は共に、市重要文化財に指定されています。

仁王門は一見の価値ありです。
地元の方はもちろん、県外からも多くの方が仁王門を一目見ようと訪れています。

12年に一度開帳される観音像

仁王門をくぐると、本堂が現れます。
元々、本堂は庫裏裏手の位置にありましたが、1807年の脇屋村大火により焼失し、以来観音堂を本堂としています。

現在の本堂内には、聖観音像が安置されており、12年に一度正午に開帳されています。
観音像は、ヒノキ寄木造りで、高さ155cmの立像です。
鎌倉時代初期の作品と考えられ、県指定重要文化財に指定されています。

観音像を目にする機会は、なかなかありませんが、自然に囲まれた本堂を訪れるのもおすすめですよ!
境内には、本堂のほかに、濡れ金仏地蔵やお掃除小僧像などがあります。

濡れ金仏地蔵は、高さ205cmの銅製地蔵菩薩坐像です。
1760年、栃木県佐野天明の鋳物師大工丸山孫右衛門清光により作られました。

お掃除小僧像は、お釈迦様の弟子のひとり、周利槃特(チューラ・タンパカ)をモデルに作られた像です。
仁王門や本堂以外にも多くの見どころがあるので、ぜひ足を運んでみてください。

また、正法寺周辺には、多くの遺跡が見つかっています。
堂原遺跡やオクマン山古墳などです。
堂原遺跡は、縄文~平安時代にわたる複合遺跡と判明しており、太田市の歴史を感じられますよね。

現在、正法寺付近は宅地化していますが、近年でも1275年や1322年の銘の入った板碑が出土しています。

正法寺とゆかりの深い新田氏一族

正法寺境内には、脇屋義助の石像と義助の遺髪塚があります。
脇屋義助は、新田義貞の弟であり、義貞とともに倒幕挙兵に加わった人物です。

正法寺は、新田氏一族とゆかりがあります。
新田義重が堂塔を修理し、脇屋義助が脇屋郷及び大般若経600巻を寄進しました。
正法寺は、脇屋氏の菩提寺にもなっており、地元に深い結びつきのあるお寺です。

脇屋義助の石像をぜひ見に来てくださいね!

地元に愛される正法寺

今回は、脇屋山正法寺をご紹介しました。
正法寺は、新田氏一族とゆかりのある由緒正しいお寺です。

仁王門や仁王尊をはじめとして、さまざまな見どころがあります。
太田市でも人気のあるお寺なので、ぜひ足を運んでみてください!

脇屋山正法寺
住所:群馬県太田市脇屋町甲562
アクセス:東武伊勢崎線「太田駅」から車で約15分
電話番号:0276-32-0564

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