懐かしさを感じる焼きそば屋さん 太田市石原町のいしはら屋

太田市内を走る道沿いで小さな看板がふと目に入りました。
そこにあったのは「いしはら屋」の文字と、どこか昭和を思わせる懐かしい店構え。
私は気にはなりながらも、通り過ぎていました。

ある日、予定に余裕ができ、思い切って立ち寄ってみることに。のれんをくぐる瞬間、わくわくしながらも少し緊張しました。
心地よいソースの香り、鉄板に響く音、手際よく焼きそばを仕上げる店主さんの動き。
初めて訪れたのに、心がほどけるような居心地のよさがありました。

今回は、そんな「いしはら屋」の魅力をご紹介します。

ぜひ最後までご覧ください。

住宅街のすぐそば昭和のぬくもり感じるいしはら屋
落ち着ける店内と並ぶサボテンたち
太麺焼きそばとかき氷の贅沢時間

住宅街のすぐそば昭和のぬくもり感じるいしはら屋

東武鉄道伊勢崎線「韮川駅」から徒歩21分ほどの、群馬県道128号線・石原東交差点の近くに静かに店を構える「いしはら屋」。
やわらかなベージュの外壁に木目調の看板がよく映え、控えめながらも確かな存在感があります。

看板や外観からは派手さこそ感じられないものの、長年地域に根ざしてきた温もりと誠実さがそっとにじみ出ていました。
どこか懐かしさを感じさせるたたずまいに、昔ながらの商店を思い起こす人も少なくないでしょう。
初めての訪問であっても、不思議と心がほぐれていきます。

街並みに溶け込むように、今も変わらずそこにある一軒。
そんな静けさとやさしさを感じるお店です。
店の前を通るだけでも、ふと立ち寄りたくなるような空気をまとっています。

入り口付近には、鉢に植えられたサボテンがずらりと並び、訪れる人をあたたかく迎えてくれます。
丸みを帯びたものや背の高いものなど、それぞれ異なる姿が太陽の光に映えてとても印象的。
彩り豊かな鉢も目を引き、ひとつずつ見ていると自然に気持ちがほぐれました。

日差しを受けて元気に佇むサボテンたちに、思わず笑みがこぼれます。
立ち止まって深呼吸したくなるような、やさしい空気に包まれた店先でした。

さて、それではワクワクした気持ちを抑えながら、お店の中へ入ってみます♪

落ち着ける店内と並ぶサボテンたち

扉を開けると、やわらかな光に包まれたカウンター席が静かに並びます。
木の温もりが感じられる色合いと、ほどよくコンパクトな造りが、心がホッと和む空間に。
奥には調理場があり、鉄板の向こうから聞こえる作業の音が心地よいBGMのように響きます。

外の喧騒とは無縁で、時間の流れがゆるやかに感じられる店内でした。
初めてでも肩の力を抜いて過ごせる、そんな穏やかな空気が広がっています。
食事と共に、落ち着いた時間を楽しめる場所ですね♪

お店の前にも多くのサボテンが置いてありましたが、カウンターの奥の壁際にもサボテンが整然と並んでいます。
鉢は、ひとつひとつが鮮やかな色合いで、動物柄やスマイルマーク、ハートなどの模様もかわいいので見入ってしまいますよね♪
ちなみに、サボテンは店主さんの趣味で、鉢の色や模様も店主さんが自らデザインしたようです！

形も大きさも異なるサボテンたちは、それぞれに個性を持ち、店内にやわらかな彩りを添える存在に。
料理を待つ時間を、穏やかにしてくれる風景です♪