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鉄骨造住宅とは?メリット・デメリットや木造との違いを解説

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2024年5月25日

住宅を建てる際、鉄骨造住宅と木造住宅のどちらにするべきかは悩みどころでしょう。どちらにすべきかを考える際、やはり両者の違いを理解することは欠かせません。

そこでこの記事では、鉄骨造住宅の概要に加え、木造住宅との違いについて解説していきます。鉄骨造住宅のメリット・デメリット、建てる際に意識すべきポイントなども解説していますので、住宅選びの参考にしてください。

目次
  1. 鉄骨造住宅の特徴
    1. 鉄骨造住宅とは?
      1. 軽量鉄骨造の特徴
      2. 重量鉄骨造の特徴
    2. 鉄造住宅と木造住宅の違い
    3. 鉄骨造住宅の耐用年数
  2. 鉄骨造住宅のメリット・デメリット
    1. 鉄骨造住宅のメリット
      1. 耐震性に優れている
      2. シロアリの害が少ない
      3. 品質が安定している
      4. 耐火性に優れている
    2. 鉄骨造住宅のデメリット
      1. 建築コストがかさむ
      2. 通気性・断熱性が低い
      3. リフォームが難しい
      4. 錆止め処理が必要
      5. 固定資産税が下がりにくい
      6. 対応できるメーカーが少ない
  3. 鉄骨造住宅がおすすめな人の特徴
  4. 鉄骨造住宅を建てる際のポイント
    1. 事前にメーカーごとの坪単価をチェックしておく
    2. メーカーが扱っている建造物を確認しておく
    3. 通気性や断熱性にも気を配った設計を依頼する
  5. 鉄骨造住宅を建てたいと思ったらメーカーに相談してみましょう
  6. まとめ

鉄骨造住宅の特徴

まずは鉄骨住宅の特徴から理解していきましょう。一般的に鉄骨住宅は安全性や耐久性に優れており、耐用年数が長いといった特徴があります。

ここからは、鉄骨造住宅の種類や木造住宅との違いについて理解を深めていきましょう。

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鉄骨造住宅とは?

鉄骨造住宅とは、建物の骨組みに鉄製の柱や梁を用いた住宅です。鉄骨には2種類あり、ひとつは6mm以上の厚さを持つ頑丈な「重量鉄骨」で、主に大型のビルや集合住宅などに使用されます。

もうひとつが6mmよりも薄く、軽さが売りの「軽量鉄骨」で、一般的な一戸建て住宅の建設に広く採用されています。

軽量鉄骨造の特徴

厚さが6mm未満の鉄骨を使って建てられるのが軽量鉄骨造の住宅です。軽量鉄骨造は、木造住宅を建てる際の軸組み構造に類似しており、比較的短い期間と低いコストでの建築が可能なため、注文住宅市場での需要が高まっています。

また、軽量鉄骨造の住宅は工場で事前に部材を製造し、現場で組み立てるプレハブ工法を取り入れています。そのため、人件費の削減や生産効率の向上が図られ、全体の建設コストを削減することが可能です。

また、軽量鉄骨ブレース工法を用いることで、骨組みを効率よく強化し、自由度の高い設計もできます。

重量鉄骨造の特徴

重量鉄骨造は6mm以上の厚みを持つ鉄骨を使用し、ラーメン工法によって柱と梁を一体化させる建築手法です。

建物全体の強度を高めることで柱の数を減らせるため、空間の自由度とデザインの柔軟性を高められるのが特徴です。大型の建築物に採用されることが多く、住宅では開放感のある間取りを実現できます。

加えて、耐火性と耐震性にも優れていますが、高価な材料と複雑な施工が必要となるため、建築コストは高くなりがちです。地盤が安定していない場所では、追加の工事が必要になることもあります。

鉄造住宅と木造住宅の違い

鉄骨造住宅と木造住宅は、それぞれ異なる特性があります。鉄骨造は強度と粘り強さから大空間や大開口部を実現しやすく、短期間での建築が可能です。また、鉄骨造は火災時にも強度を保ちやすく、保険料が安くなる傾向がありますが、設計の自由度やコスト面で木造住宅に劣る場合があります。

一方、木造住宅は伝統的な在来工法や2×4工法・2×6工法を用い、木の温もりや自然な風合いを活かした住空間を提供できます。さらに、木造は比較的軽量であるため耐震性に優れており、地盤の負担も軽減することも可能です。

鉄骨造住宅の耐用年数

鉄骨造住宅の耐用年数は、構造に用いる鉄骨の種類によって異なります。軽量鉄骨造の場合、法定に定められた耐用年数は19年もしくは27年とされています。

これに対し、より厚く頑丈な重量鉄骨造の耐用年数は34年となっており、一般的に鉄骨住宅は木造住宅に比べて時間の経過による劣化が少ないことが特徴です。

実際の寿命は定期的なメンテナンスや使用状況によって変わるため、耐用年数はあくまで基準のひとつに留めておきましょう。

鉄骨造住宅のメリット・デメリット

鉄骨造住宅のメリット・デメリットについて詳しく解説していきます。

鉄骨造住宅のメリット

鉄骨造住宅にはさまざまなメリットがありますが、代表的なものは以下のとおりです。

● 耐震性に優れている
● シロアリの害が少ない
● 品質が安定している
● 耐火性に優れている

耐震性に優れている

地震が多い日本において、耐震性は住宅選びの重要な要素です。鉄骨造住宅は、金属の「粘り」や「しなり」によって地震の揺れを効果的に吸収できます。とくに厚みのある重量鉄骨を採用した住宅では、大規模な地震でも建物の倒壊リスクをより減少することができます。

また、鉄骨材料は一定の品質が保証されており、木材のように品質にばらつきが少ないため、安定した耐震性能が期待できます。

シロアリの害が少ない

鉄骨造住宅では、主要な構造体が金属であるため、シロアリの害がほとんどありません。シロアリは木材の湿気を好む害虫であるため、木造住宅に比べて鉄骨造住宅の方が被害を受けにくくなります。

しかし、鉄骨造住宅でも内装や一部の構造に木材が使用さる場合があり、このような部分がシロアリ被害のリスクにさらされることもあります。したがって、鉄骨造住宅でも木材を使用する部分には注意が必要であり、定期的なメンテナンスや適切な予防措置を行うことが求められます。

品質が安定している

鉄骨造住宅の利点のひとつは、品質の安定性です。使用される鉄骨は工場で一貫して製造されるため、生産過程で厳格な品質管理が行われます。そのため、ロットや製造工場の違いによる品質のばらつきが少なく、均一な強度と耐久性を持った材料が提供されます。

さらに、鉄骨の組み立ては工場での予製作と現場での組み立てが主であるため、職人の技術差に左右されることが少なく、一定レベル以上の施工品質が保証されます

耐火性に優れている

鉄骨自体が火に強い性質を持つため、火災が発生した際に木造住宅に比べて炎の進行を遅らせられるのも鉄骨造宅の強みです。そのため、火災からの被害を最小限に抑えられます。

耐火性の高さは火災保険料にもよい影響を与えており、鉄骨住宅の保険料は木造に比べて低めに設定されています。「鉄骨住宅の耐火性が高いことを保険会社も認めている」と言い換えることができるでしょう。

鉄骨造住宅のデメリット

鉄骨造住宅には以下のようなデメリットがあることも理解しておきましょう。

● 建築コストがかさむ
● 通気性・断熱性が低い
● リフォームが難しい
● 錆止め処理が必要
● 固定資産税が下がりにくい
● 対応できるメーカーが少ない

建築コストがかさむ

鉄骨造住宅は材料価格が木材に比べて高いため、建築コストがかさみやすいです。さらに、鉄骨の加工は専門の工場で行われるため、特殊な加工が必要な場合は追加費用がかかってしまいます。

それに加えて、鉄骨の重量に対応するための基礎工事や地盤改良が必要になる点も、木造住宅に比べてコストが高くなる要素のひとつです。

通気性・断熱性が低い

鉄骨造住宅は構造上、通気性と断熱性に課題を抱えています。鉄骨の熱伝導率が高いため、室内の温度が外気音の変化に影響されやすくなります。

つまり、夏季には過度に室内が暑くなり、冬季には寒さを感じやすい環境を作り出してしまうのです。そのため、快適な室内環境にするために冷暖房機器に依存することが多くなってしまいます。

さらに、鉄骨造は木造に比べて湿気の調整能力が低いため、室内の湿度管理も課題となります。

リフォームが難しい

鉄骨造住宅は頑丈な鉄骨構造がリフォームを複雑にします。構造自体に変更を加えることは、木造住宅に比べてより高い技術が求められます。

リフォームに対応できる建築会社が限られることや、木造住宅に比べてリフォームの制限があることを考慮した上で、住宅の購入時には将来のライフスタイルの変化も見据えた計画が必要です。

錆止め処理が必要

鉄骨造住宅は、鉄の特性上、時間とともに錆の問題に直面します。錆は鉄が空気や水と反応し腐食する現象で、進行すると建物の強度を低下させます。

対策としては、鉄骨の表面に塗装を施したり、耐食性の高い金属でコーティングしたりするなどの錆止め処理が考えられます。とくに、異なる金属素材を使用したり、樹脂などで保護膜を作ったりすることが有効です。

錆止め処理を施すことで、鉄骨造住宅の耐久性を高め、長期間にわたり安心して暮らせるようになります。

固定資産税が下がりにくい

鉄骨造住宅は耐久性が高く、経年劣化が比較的少ないと考えられています。そのため、新築時から時間が経過しても、資産価値の低下が木造住宅に比べて緩やかな傾向があります。その結果、固定資産税の評価額が下がりにくく、長期にわたって高い税負担が続く可能性があります。

将来的に住宅を手放す際には高い売却価格が期待できる反面、居住している間は税負担が大きくなる点には注意が必要です。

対応できるメーカーが少ない

鉄骨造住宅を検討する際、選択肢となる建設会社の数が限られる点は考慮すべきデメリットのひとつです。鉄骨の供給や加工、専門的な施工を行えるメーカーは少なく、とくにローコスト住宅を手掛ける工務店では鉄骨造住宅の取り扱いが少ない傾向があります。

そのため、鉄骨造住宅を建てたいと考える場合は、対応可能なメーカーや施工業者を見つけること自体が大きな課題となるかもしれません。

鉄骨造住宅がおすすめな人の特徴

鉄骨造住宅は、建物の強度や耐久性を重視している人にはおすすめです。自然災害が多い地域に住む人や、建物の資産価値を長期にわたり維持したいと考える人にはとくに向いています。

また、都市部での居住を検討しており、狭小地でも多階建ての住宅を希望する人にも鉄骨造住宅がおすすめです。一方、家の温もりや自然素材の質感を重視する人には、木造住宅の方が適している場合もあるでしょう。

鉄骨造住宅を建てる際のポイント

鉄骨造住宅を建てる際は、以下3つのポイントを押さえておきましょう。

● 事前にメーカーごとの坪単価をチェックしておく
● メーカーが扱っている建造物を確認しておく
● 通気性や断熱性にも気を配った設計を依頼する

具体的にどのようなことに注意を払うべきかを解説します。

事前にメーカーごとの坪単価をチェックしておく

鉄骨造住宅を建てる前にはメーカーが提供する坪単価を確認しておくことが重要です。坪単価は、住宅の建築費用を延べ床面積で割って算出され、住宅本体の価格を示します。

この価格には付帯工事費やその他の諸費用は含まれていないため、全体的な予算を立てる際の参考として活用できるでしょう。異なるメーカー間で坪単価を比較することで、コストパフォーマンスの高い建築プランを選択することが可能です。

ただし、坪単価の定義にはメーカーによる違いがあるため、あくまで参考程度に確認することをおすすめします。

メーカーが扱っている建造物を確認しておく

鉄骨造住宅を計画する際には、選択するメーカーが木造だけでなく、鉄骨住宅にも対応しているかなどを事前に調べることが重要です。

とくに鉄骨造住宅の建築を考えている場合は、軽量鉄骨と重量鉄骨の両方に対応しているかどうかを確認しましょう。メーカーによっては、どちらか一方のみを取り扱っている場合もあるため、注意が必要です。

通気性や断熱性にも気を配った設計を依頼する

鉄骨造住宅を選ぶ際には、通気性や断熱性にも注目しましょう。鉄骨の特性上、外の影響を受けやすいため、夏の暑さや冬の寒さを効果的にコントロールできる設計が求められます。

ハウスメーカーによっては風通しをよくする工夫や、断熱・気密性を高めるための技術を持っている場合があります。たとえば、窓の配置や換気システムの工夫、高い断熱性能を持つ建材の選択などです。また、断熱性能等級やUA値、ZEH基準の対応状況も重要な判断材料になります。

鉄骨造住宅を建てたいと思ったらメーカーに相談してみましょう

先述のとおり、鉄骨造住宅の建築に対応しているメーカーは多いとは言えず、さらに重量鉄骨造の知識が豊富なメーカーは非常に限られています。構造体そのものの頑丈さはもちろんのこと、重みのある鉄骨をしっかりと支える基礎のことまで網羅している必要があります。

建築を検討する際には、ハウスメーカーが鉄骨造住宅を得意としているか、またこれまでの建築実績はどのようなものがあるか確認しましょう。

まとめ

鉄骨造住宅は耐震性や耐火性、耐久性の高さで注目されています。軽量鉄骨造は建築コストを抑えながらも高い品質とスピードを実現し、重量鉄骨造は開放的な空間づくりと強度の高さで大型建築にも対応できるのが強みです。

一方で、通気性や断熱性の課題、リフォームの難しさ、錆びの問題など、注意が必要な点も存在します。さらに、固定資産税が下がりにくいことや対応できるメーカーの選択肢が限られることも、鉄骨造住宅を選ぶ際の重要な判断基準となります。

満足できる鉄骨造住宅を建てたいなら、総合的なサポート体制を持つメーカーに相談することが重要です。群馬セキスイハイムではお客様のこだわりを反映させた理想の家づくりを全力でサポートします。ぜひ一度ご相談ください。

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