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玄関の間取りアイデア9選!おすすめと考える際のコツを紹介

新しく家を建てるにあたって、愛着を持てる家をつくりたいと考える方は少なくありません。家づくりのポイントはさまざまですが、家の第一印象を決定する要素のひとつである、玄関にこだわるのもおすすめです。
しかし、こだわるといっても、具体的にどのような点に気を配ればよいかわからない方も多いでしょう。
本記事では、住宅の購入を検討している方向けに、玄関の間取りに関するアイデア9選について解説します。また、玄関の間取りを考える際に押さえるべきポイントもまとめて取り上げるため、ぜひ最後までご覧ください。
- 目次
玄関の間取りアイデア9選
早速玄関の間取りアイデア9選を紹介します。それぞれのアイデアの概要と採用するメリットについて解説するため、順番にチェックしていきましょう。
玄関収納
玄関収納とは、玄関に設けられた収納のことです。主に靴やブーツなどを収納するため、シューズボックスや下駄箱とも呼ばれます。
玄関収納のメリットは、限られたスペースも有効活用しやすい点です。住宅によっては、土地の大きさが限られており、玄関のスペースを確保するのが難しいケースもあります。
しかし、玄関収納は比較的コンパクトなサイズ感のものが多いです。そのため、小さな玄関にも設置できます。また、一般的な収納を比較して費用があまりかからない点もメリットです。
シューズクローク
シューズクロークとは、玄関から直接出入りできる収納スペースのことで、土間収納とも呼ばれます。シューズクロークには、靴だけでなく日常的に使用するものを収納することが可能です。
たとえば、長傘やベビーカーなどは、サイズが大きいため収納場所を確保するのは簡単ではありません。場合によっては、玄関から離れた場所にある収納に一旦片付け、外出のたびに取り出す必要があります。
しかし、大きさに余裕がある玄関収納を導入できれば、出かける際の準備をスムーズに行えるでしょう。また、余裕のある収納があることで、玄関が乱雑に散らかるのも防げます。
コートクローク
コートクロークとは、コートやバッグなどを収納するための収納スペースです。主なメリットとして、屋内に花粉やホコリを持ち込まずにすむ点が挙げられます。コートクロークがあれば着用していたコートをすぐに脱いで収納できるため、屋内を清潔に保ちやすいです。
季節ごとに使うコートやアウターが変わる場合、コートクロークを使うことで、シーズンごとのアイテムを整理しやすくなります。冬物と夏物をきちんと分けて収納できるため、季節の変わり目にスムーズに切り替えができます。
ハンガーポールの高さを調整したり、収納棚を増設したりすれば、さらに利便性を高められるうえ、無駄な物が散乱することを防ぎ、見た目も美しく保たれます。
ファミリークローゼット
ファミリークローゼットとは、共有スペースからアクセスできる収納です。その名のとおり、家族全員の荷物を片付けられる収納力を有しています。ファミリークローゼットがあれば、生活の質にも深く関わる要素である、家事動線や生活動線の短縮が可能です。
また、各部屋の収納スペースを小さくできる点も、メリットとして挙げられます。収納が多いと便利ではありますが、その分どうしても生活スペースが限られてしまうのが難点です。
ファミリークローゼットの導入によってスペースに余裕が生まれれば、より開放感のある空間を実現できるでしょう。
洗面所やランドリールーム
玄関の間取りのアイデアとして、洗面所やランドリールームを設けるのもおすすめです。洗面所やランドリールームを玄関の近くに設置する最大のメリットは、屋内を汚すリスクを下げられることです。
たとえば、雨や雪で服が濡れたり汚れたりした場合、玄関から離れた場所に洗面所やランドリールームがあると、そこまで移動する過程で廊下や壁が汚れる可能性があります。しかし、玄関に洗面所やランドリールームがあれば、帰宅後そのまま手洗いや脱衣、入浴をすませることが可能です。
キッチンやパントリー
住宅によっては、キッチンやパントリーを玄関の近くに設ける場合もあります。キッチンやパントリーを玄関に設置するメリットは、効率的な動線の実現です。
日々の買い出しにおいて、購入した食料をキッチンまで運び、パントリーに収納するのは手間がかかります。購入した品物によっては、そもそも運ぶことすら困難なケースもあるでしょう。
しかし、玄関の近くにキッチンやパントリーがあれば、最短でパントリーまで購入した商品を収納できるため、家事の効率化が期待できます。
オープン棚
オープン棚とは、扉や引き出しが存在しない棚のことです。オープンシェルフとも呼ばれ、飾り棚としての要素が強く、見せる収納に適しています。
また、扉や引き出しがない分コストカットができ、収納のたびに扉や引き出しを開閉する必要もありません。すべての扉や引き出しを除去する必要もなく、あえて一部の扉や引き出しを残し、見せたいものだけオープン棚にディスプレイするのもおすすめです。
吹き抜け
吹き抜けは、天井を設けずに複数階をひと続きにした空間のことです。吹き抜けのメリットとして、光を効率的に取り込むことで玄関を明るくできる、空間全体を広く感じさせてくれるなどが挙げられます。
また、複数階がつながるおかげで、家族間のコミュニケーションが増える効果も期待できるでしょう。ただし、開放感が高まる分、家族間のプライベートを確保するのが難しくなる点には注意が必要です。
インナーガレージ
インナーガレージとは、建物の内部に駐車できるスペースを設けたタイプのガレージです。
インナーガレージのメリットとして、土地が狭くても車を駐車できるスペースを確保できる、屋外駐車場よりもセキュリティ面で安心できるなどが挙げられます。
また、玄関とインナーガレージをつなげるような間取りにすれば、悪天候のときでもスムーズに車に乗り入れることが可能です。とくに、子どもと一緒に車に乗っているときや、大量の荷物を持っているときにストレスを感じずにすむのは、大きなメリットといえます。
玄関の間取りを考える際のコツ
続いて、玄関の間取りを考える際に意識するとよい点について解説します。これから家の間取りを考える予定がある方は、ぜひ参考にしてください。
方角
玄関の間取りを考えるにあたって、方角を意識しましょう。どの方角の玄関にもそれぞれメリット、そしてデメリットが存在します。
東玄関は、朝日が入る方角のため朝は明るいですが、昼以降の日射は少なくなります。大きなメリットもデメリットもないため、人気が高い玄関の方角のひとつです。
西玄関は、東から南側のスペースを有効活用しやすいですが、夏の西日が非常に強くなる点を留意しておきましょう。南玄関は、東玄関に並ぶ人気の方角です。日当たりがよく、明るい玄関にできますが、南向きの部屋の数が減ってしまう点がデメリットとして挙げられます。
北玄関は夏になっても暑くなりにくく、南側に庭やリビングを配置できるのがメリットです。ただし、日当たりがよくないため、湿気もこもりやすくなります。
広さ・開放感
玄関の広さも重要なポイントです。玄関が広ければ、開放感がある空間を実現できます。また、車椅子やベビーカーなどを出し入れするときもスムーズです。
ただし、あまり広すぎる玄関を確保すると、ほかの生活エリアのスペースを確保できなくなります。そのため、玄関のサイズは、家全体のバランスを考えながら決定しましょう。なお、一般的な注文住宅の場合、世帯人数にもよりますが3〜4.5 畳ほどの広さで玄関を設計するケースが多いです。
収納
玄関の収納は、使い勝手やデザインにも大きな影響を与えるため、しっかりと検討しましょう。収納が不十分だと、靴やブーツなどの履物を片付けられず、玄関に放置することになります。
もし、その状態で友人や親族を招いてしまうと、相手に乱雑な印象を与える可能性が高いです。そのため、ある程度余裕のある収納スペースを玄関に設けるようにしましょう。
なお、収納の広さは、将来どの程度荷物が増えるかまで考慮して決定するのをおすすめします。たとえば、将来子どもを持つ予定がある場合は、ベビーカーを収納できる程度に余裕のある広さを確保しておくと安心です。
動線
動線は、生活の質にも影響を与える要素です。動線に問題があると、家事や生活のちょっとした動きに不便を感じてしまいます。そのため、実際の生活の動きをシミュレーションしながら、効率的な動線を考えましょう。
前述のとおり、玄関からお風呂場に直行できる動線があれば、外から帰ってきたときすぐにお風呂場で身体を洗えるため、屋内を汚さずにすみます。また、コロナの影響もあり、外出先から帰宅してすぐに手を洗えるように、洗面所を設置するような間取りも人気が高いです。
おしゃれさ
家の間取りを考える際は、デザインにもこだわりましょう。玄関は最初に人を出迎える場所であり、家の顔ともいえます。そのため、玄関のデザインに問題があると、家全体の雰囲気が崩れかねません。
玄関づくりのアイテムは、素材や機能もさまざまです。たとえば、天然木材を使用すれば暖かみのある玄関にでき、アルミやステンレスのアイテムを採用すればシャープな雰囲気を演出できます。
ただし、デザインにばかりこだわってしまうと、肝心の玄関の機能に問題が発生しかねません。デザインと機能、両者のバランスをしっかり考慮しましょう。
まとめ
玄関の間取りのアイデア、および間取りを考える際のコツについて取り上げました。玄関の間取りは、家全体にも影響を与える重要な要素です。中途半端な間取りを考えてしまうと、動線や機能面に不具合が出る可能性も否定できません。
しかし、家づくりの経験がない方の場合、どうしても気を配れる範囲に限界が出てしまいます。その場合は、家づくりのプロにアドバイスを受けるのをおすすめします。
群馬セキスイハイムでは、県内約16,000棟の建築実績で培ったノウハウを活かし、お客様の暮らしに合わせたプランをご提案させていただきます。県内の展示場やモデルハウスにて、さまざまな玄関の間取りアイディアをご体感いただけます。ぜひお気軽にご相談ください。