「太田金山子育て呑龍」
群馬県民なら誰もが知っている上毛かるたの一句です。
太田市にある大光院は、七五三やお宮参りで多くの市民が訪れ、「呑龍様」「子育て呑龍」の名で親しまれています。
敷地内には公園もあり、子どもが遊べるお寺でもあります。まさに「子育て」ですね。
上州太田七福神の一つでもあり、太田市民が愛する大光院呑龍様についてご紹介します!
歴史あるお寺

大光院が創建されたのは、慶長18年(1613年)と400年以上も昔のこと。時は江戸時代ですね。
徳川家康が先祖と仰ぐ源義家の孫新田義重を追善する(冥福を祈って善行を行う)ため創建されたそうです。
では、なぜ「子育て呑龍」の名で呼ばれるのでしょうか?
それは、庶民の生活が困窮していた中、初代住職の呑龍上人が捨て子や貧民の子どもを弟子の名目で受け入れ、寺の費用で養育したことから「子育て呑龍」と呼ばれるようになったそうです。
マザー・テレサのようですね。
そんな大光院呑龍様、1983年と40年以上昔のことではありますが、「ぐんま名所百選」の第1位に選ばれており、昭和47年に市指定重要文化財に指定されています。
群馬県民なら一度は訪れておきたいお寺です!
境内にある見どころ

大光院の境内はお寺だけでなく、他にもいくつか見どころがあります。
上の写真の大きな石碑は戦没者慰霊碑です。
戦没者の名前が刻まれており、仰ぐほど大きな石碑です。

大光院幼稚園があります。
しかし、2014年に閉園してしまったそうです。
かつては園児たちが元気に遊んでいたであろう遊具がそのまま残されています。
少子化の影響でしょうか。園内はそのままなので、荒れ果てたまま。
少し寂しい感じがしますね。

仏像もあります。
観音様とお釈迦様でしょうか。
少し小さめですね。

お寺から少し離れた場所には梵鐘があります。
とても大きな梵鐘です。
やはりメインは開山堂でしょう。

こちらは呑龍上人をお祀りしているお堂です。
とにかく圧倒的な大きさで存在感があります。
この開山堂で祈願をします。
以上のように大光院では境内に建造物が多くあります。
写真はないのですが、弁財天をお祀りしているお堂もあります。
春には桜が咲くので、春は桜が見どころ。
お寺をお参りするだけでなく、散歩がてらいろいろ見てまわると楽しめますよ。
公園で遊べる

大光院の敷地内には公園もあり、「呑龍公園」と呼ばれています。
遊具は多くありませんが、大きなアスレチック遊具があります。
休日には子どもたちが元気に遊んでいます。
この光景を見たら、呑龍上人もさぞ喜んでいるのではないでしょうか。
園内にはベンチ設置されている休憩所があるので、子どもを遊ばせながら休むこともできますよ。
木々に囲まれて自然豊かな公園なので、リフレッシュしに訪れてみるのもいいですね。
徒歩圏内にやきまんじゅう屋やカフェがあるので、テイクアウトして公園で食べるのも一興です。
カフェで一休み

山門を出て目の前には「クルンモット」というカフェがあります。
メインは焼きそばのようですね。
たい焼きも売っています。
お参りしたあとや公園で遊んだあとに「クルンモット」で一休みしてはいかがでしょうか。
コーヒーや紅茶はもちろん、アルコールも提供しています。
夏にはかき氷も!夏に来たらぜひ食べたいですね。
「大光院呑龍様」を紹介しました。
大光院のメインはお寺ですが、他にも見どころがある太田市の名所です。
公園もあり、近くにカフェもあるので1日遊ぶこともできます。
毎年、10月~11月の間に菊祭りが開催されるので、興味がある方は見に行かれてみては?
「七五三、お宮参りと言ったら呑龍様!」と言っても過言ではないくらい、昔から子どもの成長を見守ってきた呑龍様。
これから先の未来を担う子どもたちもきっと見守ってくれることでしょう。
子どもの成長祈願にぜひ訪れてみてください。
大光院呑龍様
住所:群馬県太田市金山町37-8
アクセス:東武伊勢崎線「太田駅」より徒歩25分
電話番号:0276-22-2007
利用時間:24時間(御朱印受付は9:00-17:00)
駐車場:あり