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純水と出汁が生むやさしい一杯|太田市藪塚町のラーメン店「いのちノ中華そば 龍ノ谷」

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みなさんは、中華そばお好きですか?

太田市藪塚町に、ひと口食べるだけで体にやさしく染み渡るような、中華そばが味わえる人気店があります。
それが「いのちノ中華そば 龍ノ谷(りゅうのたに)」。

純水とこだわりの食材で作る一杯には、店主が大切にしている「食べ物は命」という想いが込められています。

今回は、多くのお客さんに愛される理由と、中華そばに込められた店主の想いをご紹介します。

手書き風看板と龍ののれんが迎える、落ち着いた外観


藪塚駅から太田大間々線を北へ車を走らせると見えてくる、「自家製中華そば」と書かれた手書き風の看板。
その素朴な佇まいに、思わず足を止めたくなります。

お店の前にかけられた鮮やかな青色の大きなのれんには、一筆書きの龍と「いのちノ中華そば 龍ノ谷」の文字。

「和」の趣が漂う外観に、入る前から期待が高まります。

この日は午前中の仕事を終え、お腹ぺこぺこの状態で来店。
ワクワクしながら店内へ入りました。

三味線のBGMと木目を基調とした心地よい店内


店内は木目を基調とした落ち着いた雰囲気。
すっきりとしていて清潔感があり、居心地のよさを感じます。

店内に流れる粋な三味線のBGMが、食欲をさらにかき立ててくれました。

座席は、テーブル席1席とカウンター席が8席ほど。
平日の14時過ぎに訪れたにもかかわらず、店内はほぼ満席でした。

「食券を買って、丸椅子でお待ちください」

店員さんに案内され、発券機で「全部のせ中華そば五塩」を購入。

待っている間も、中華鍋でチャーハンを炒める音と鰹出汁の香りが店内に広がり、ますますお腹が空いてきました。

席に案内され、提供された水をひと口飲んで驚きました。
雑味がなくて、まろやかでおいしい!

この水は逆浸透膜水という純水で、不純物を取り除いたものなのだそう。
スープにも使われていると聞き、中華そばへの期待がさらに高まりました。

「食べ物は命」の想いが詰まった、やさしい無添加中華そば

「お待たせしましたー!」

その声とともに運ばれてきたのは、黄金色に輝く美しい中華そば。

透き通ったスープに、麦豚レアチャーシューと鶏むねチャーシュー、太切りメンマ、味玉、海老豚ワンタン、白葱が彩りよく並んでいます。

まずはスープをひと口。

やさしい味……。
口に含んだ瞬間、体にすっと染み渡るのを感じました。

スープには、先ほど紹介した逆浸透膜水という純水をベースに、干し貝柱や煮干し、羅臼昆布など、厳選された食材から丁寧に出汁をとっています。
そこに、日本海と太平洋の5種類の塩をブレンドしているそうです。

添加物は使わず素材の旨みだけで仕上げたスープは、やさしくて深みのある味わい。
最後の一滴まで飲み干したくなります。

次に麺をいただきました。

つるっとした口当たりでコシがあり、食べ応えもしっかり。
キタホナミ、春よ恋、ハルユタカの北海道産小麦を使い、卵白を加えた低加水麺なのだそうです。

麦豚レアチャーシューはやわらかく、口の中でほどけるような食感。
噛むほどに旨みが広がります。

海老豚ワンタンは、口に入れた瞬間に生姜の香りがふわっと鼻を抜け、一気に体が温まるのを感じました。

太切りメンマは食べ応えがあり、あまじょっぱい味付けがスープとよく合います。

最後は味玉。
中心までしっかり味が染みていて、甘みと塩気のバランスが絶妙!
スープと一緒に味わうと、さらにおいしさが引き立ちます。

気がつけば、スープまであっという間に完食。

まさに「体に染み渡るやさしい一杯」という言葉がぴったりの中華そばでした。

店名の「いのち」に込められた店主の想い

店主の小山さんは、都内にある中華の鉄人 陳建一さんのお店で修行を積みました。

研修で豚や牛の「とさつ」の映像を見ながら、「人は命をいただいて生きている」という思想を学んだそうです。

その後、「食べ物は命」という教えを大切にしながら、太田市南口で「椿丸」という中国料理店を営んでいました。

そして2021年秋、藪塚町に「いのちノ中華そば 龍ノ谷」をオープン。
店名の「いのち」には、その想いが込められています。

小山さんにとってうれしいことは、前のお店から8年ほど通い続けてくれる常連さんがいること。
当時カップルだったお客さんが結婚し、子どもを連れて来店してくれる姿を見ると、とてもうれしいと話してくれました。

また、スタッフの田口さんは大のラーメン好き。
店主の小山さんから「ラーオタ(ラーメンオタク)」と太鼓判を押されるほどです。

「今までたくさんのラーメンを食べてきたけど、ここのラーメンに惚れて働いています。」
田口さんの言葉を聞いて、この一杯のおいしさに改めて納得しました。

一方で、オープンから4年ほど経った頃にはボヤ騒ぎもあったそうです。
幸い大事にはいたらなかったものの、店内は煤だらけになり、3か月間休業することに。
その間は家で泣くほどつらかったといいます。
それでも、お店を再開した際に多くのお客さんが来てくれたことが、大きな支えになったそとのことでした。

「人への思いやりや愛は変わってはいけない。
挑戦することは失敗することでもあるけど、その先にこのお店がある。
ここで食事をした時間が幸せな時間になれたら。」

スープをひと口飲んだ時に感じた「やさしい味」は、素材だけでなく、小山さんの人柄そのものなのかもしれない、そんなことをふと思いました。

常連客に愛され続ける、店主が描くこれから

小山さんの今後の夢は、「長く続けること」。

「いつまで仕事ができるかはわからないけど、死ぬまで料理人でいたい。」

そう語る姿からは、料理人としての覚悟と、この店への深い愛情が伝わってきました。

やさしい味の奥に、店主の想いまで感じられる「いのちノ中華そば 龍ノ谷」。
藪塚町で、心温まる一杯に出会ってみてはいかがでしょうか。

 

いのちノ中華そば 龍ノ谷
住所:群馬県太田市藪塚町1179番地 アジョイン遠坂5号
アクセス:東武鉄道桐生線「藪塚駅」から車で約4分(徒歩約14分)
営業時間:ランチ  11:00-15:00
ディナー 18:00-20:30
水・日  11:00-15:00
定休日:木曜(水曜日は月に2〜3回程度お休み ※要確認)
TEL:0277-47-7515
駐車場:あり(約13台)

※定休日など詳しい情報はInstagramからご確認ください

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