みなさん、今年のお守りはもう買いましたか？
初詣の時ついでに買う方や、毎年同じ神社のお守りを買うなど、さまざまかと思います。

神社仏閣好きのわたしも、毎年お守りを購入しています。

今回はとてもかわいいお守りに出会ったので、神社と共にご紹介します。

コノハナサクヤヒメノミコトが祭神「産泰神社（さんたいじんじゃ）」

毎年お正月休みを利用して神社仏閣に参拝した際にお守りを購入しているのですが、今年はお祭りムードにのまれてすっかり忘れてしまいました。

忘れていたことに気づくとちょっと焦りを感じますよね。

つねに身に着けるお守りは、やはりかわいいものがいいという乙女心を満たすため、日本神話の中でもうつくしいと言われている、コノハナサクヤヒメノミコトを祀る産泰神社を参拝しました。

社紋にはコノハナサクヤヒメノミコトを連想させる桜の花があしらわれています。
桜が大好きなわたしにはたまらないデザインです。この提灯、欲しくなっちゃう！

桜のように美しい女性神であるコノハナサクヤヒメノミコトは、燃えさかる産屋のなかで3人の神様を出産した母親でもあるそうです。

女性としての美しさと、母としての力強さを持つ女性の守護神の加護を受けているお守りを持っていれば、いつまでも美しく、強くいられる気がしますよね。

安産祈願！3つのお参りどころ

産泰神社の拝殿から左に行くと、開けた場所に3つのお参りどころがありました。

1つ目は拝殿のすぐ横にある、安産抜けびしゃくです。

山型の岩にはくぼみがあり、水が溜まっています。その奥には底のないひしゃくがおかれていますね。
底の抜けたひしゃくで水をすくうとそのままこぼれるように、お産が楽になるようにと願ったものだそうです。

2つ目は境内の真ん中辺りにある安産・子育て戌です。

石の台座にちょこんと立っていてかわいいですね。
子育て戌を囲む朱色の丸い石には、それぞれ干支の文字が刻まれています。

犬は1回のお産でたくさんの子を産み、さらに出産が軽いことから安産の守り神とされているそうです。また番犬としても活躍しているため、邪気を祓い子どもを守ってくれる存在でもあるようです。

3つ目はさらに境内の奥にある大小さまざまな岩、安産胎内くぐりです。

はるか昔、赤城山でおこった石山なだれによってあらわれたそうです。
お母さんになる方がこの岩の間をくぐると安産になるとされています。

県指定の重要文化財の宝庫

産泰神社の建物は美しい彫刻や絵画で飾られており、それらは重要文化財として登録されています。

彫刻は外から見ることができました。日本や中国の故事にちなんだデザインになっているそうです。

こちらは拝殿の天井に描かれている花鳥図。
参拝の際に少しだけ見ることができ、112枚もあるそうです。

あらかじめ描いたものを天井に貼ったのか、足場を作って直接描いたのかなど、当時の情景を想像してしばらく眺めていました。

奥の幣殿の天井にも絵画があるようなので、いつか公開された際には見てみたいですね。

本来の目的であるお守りは、コノハナサクヤヒメノミコトのご加護を受けられるよう女まもりを購入しました。

桜の刺繍と着物のようなデザインがとてもかわいい！
今年は肌身離さず持って歩こうと思います。

産泰神社
住所：群馬県前橋市下大屋町569
アクセス：北関東自動車道「波志江PA（スマートIC）」出口から12分
　　　　　JR両毛線前橋駅より車・タクシーで20分
　　　　　上毛電鉄線 大胡駅より車・タクシーで10分
電話番号：027-268-1161
営業時間：9:00-16:30
定休日：なし
駐車場：200台