今回ご紹介するのは、太田市のランドマーク的複合施設「太田市美術館・図書館」です。
創造性を駆り立てる美術館と、世界60ヵ国以上の絵本やアートブックが並ぶ図書館が併設しています。
白と緑を基調にした美しいモダンなデザイン。美しい外観は、太田市がものづくりにかける情熱を感じさせます。
感性を豊かにする美しい建築は一見の価値あり!
東武伊勢崎線太田駅北口から徒歩1分のところにある、太田市美術館・図書館。
建築家・平田晃久氏が太田市民と共に設計し、2017年1月に開館しました。
太田市民とともに作り上げたモダンで芸術的なデザインは、太田市という街全体の創造性を感じさせます。
創造性豊かで、訪れた人の感性を刺激する美術作品を展示する美術館。
独創的な発想力をより洗練させる、さまざまな知識を提供する図書館。
この魅力的な環境で、クリエイティブな時間を過ごせますよ。
白を基調にしたシックなデザインの内装
外観と同じく、館内も白を基調とした鉄筋コンクリート構造のモダンデザインです。
私が訪れた日は太陽光がいっぱいに注ぎ、気持ちの良い空間が広がっていました。
館内のあちこちには、メイドイン太田のアイテムがありましたよ。
照明や本棚、クッションなどは、太田市のさまざまな工場で働く人が集まった「エーアイラボオオタ」によって作られました。
デザインだけでなく、家具などの制作にも太田市民が参加しています。
ロッカーもデザインが統一されています。
館内にあるすべてのデザインが統一されているので「特別な空間にいる」という印象を、より強く受けました。
コロナ感染対策もしっかりと行なっています。ついつい長時間利用したくなってしまいますが、2時間以内の利用を心掛けましょう。
雑誌や歴史書、絵本、アートブック。さまざまな本が並ぶ
図書館には、雑誌や歴史書はもちろんのこと、世界60ヵ国以上の絵本やアートブックが用意されています。
天井まで続く本棚は圧巻。
本の形状に合わせて、さまざまな形の本棚が設置されています。
1階から2階は、世界中の本に囲まれ、ゆったりと読書できるスペースが用意されています。
静かに読書したい人、ノートなどに書き取りをしたい人は、3階のレファレンスルームがおすすめ。
ガラストップの大テーブルがあり、カラフルなチェアに腰をかけながら読書をすることができますよ!
子供向けの絵本や児童書も充実しています。
1万7千冊を超える絵本や児童書、洋書が集められており、子どものみならず大人も楽しめる個性豊かな本の数々が、最大の魅力です。
ユニークでクリエイティブな現代美術を展示
美術館では、現代美術を中心にシーズン毎に企画展を開催しています。
世界的な現代美術をはじめ、太田市で育まれた文化や芸術品も展示されるんですよ。
美術館は、部屋の高さが異なる3つの展示室で構成されています。
展示室1と2の間には螺旋階段やスロープがあり、独特なギャラリーとして展示物が飾られています。
喉が渇いたら、カフェ「Coffee&Things Oh!」
美術館や図書館を巡り、喉が渇いたら「Coffee&Things Oh!」を利用しましょう。
地産地消をモットーに、太田産の食材を使用した自家製メニューが揃います。
人気の東毛酪農ミルクソフトは、太田市東毛酪農業組合が作る「東毛酪農低温殺菌牛乳63℃」を使用しています。
コーヒー豆はすべて自家焙煎。薫り高いエスプレッソでつくるラテアートも人気の一品です。
ティーやフラッペなどもあり、どれを選ぶか迷ってしまいますね!
カフェに隣接するエリアにはスーベニアショップもあります。
アート・デザインを通して「ものづくりのまち太田」で「ここにしかない一品」を手に入れてみませんか。
知と感性を豊かにする場所
太田市美術館・図書館は太田市のものづくりへの情熱や、知と感性を豊かにしてくれる場所です。
美しい建築を眺めながら過ごすもよし、魅力的な本に囲まれて過ごすもよし。
あなたも情熱と世界最先端の感性に触れてみませんか。
太田市美術館・図書館
住所:群馬県太田市東本町16-30
アクセス:東武鉄道桐生線「太田駅」北口から徒歩約1分
営業時間:10:00-20:00(日曜・祝日は18:00まで)
※企画展の観覧は18:00まで(入場は17:30まで)
※図書エリアの利用は18:00まで
電話番号:0276-55-3036
定休日:月曜日(祝日・振替休日の場合は翌日)
年末年始(12月29日から翌年1月3日まで)
※毎月最終火曜日は、図書館エリアのみ休館